パワハラにお困りの方は、以下の方がお役に立てるかもしれません。
■ 厚生労働省によるパワハラの定義およびパワハラに該当する具体的な行為の6分類
■ 「同僚同士」や「部下から上司に対する行為」も・・・職場のパワハラ6類型
■ パワハラをめぐる法律問題
■ パワハラやセクハラ等によって、うつ病になった場合の労災認定
■ 【雇われて働く人対象】全国の労働相談ホットライン(パソコン版)
■ 【雇われて働く人対象】全国の労働相談ホットライン(ケータイ版)
■ 【雇用主・雇われて働く人対象】全国の総合労働相談コーナー
■ 困り事や悩みなどを相談しやすい組織と相談しにくい組織って何が違うんだろう?
■ 誰にも相談しない、相談したくない、相談できない理由って何だろうか?
■ 「自分で考える」と「独りで考える」って同じ?組織力などとの関係って?
【注意2】
「取引先からのパワハラ」で検索なさった下請企業の方は、以下の方がお役に立てるかもしれません。
■ 下請いじめが起きる、なくならない原因って何だろう?下請法とは?
■ 「下請けから脱却する、下請けを続けるメリットやデメリット、リスクって何だろう?」シリーズ
■ 下請けいじめなどに嘆いたり我慢したり愚痴ったりして解決することって何だろう?
■ 「事業継続計画とは?BCPのつくり方って?下請企業の生き残りとの関係って?」シリーズ
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「自分で考えて行動する「自律型人材(自律型人財)」が育つ組織って?」ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。m(_ _)m
さてさて、今回はというと、ちょっと毛色を変えて・・・
とある中小企業の「爆発・炎上・崩壊組織」に属していらっしゃった方からお聞きした話を題材に、皆さまと一緒に考えてみたいな〜・・・
なーんて、思っています。
あ、モチロン、「自律的に」という意味で。
題して、
温厚で部下の面倒見もよく、部下思いのいい上司だったのに、
パワハラ上司に変わってしまった原因って何だろう?
です。
(ちょっぴりデフォルメして、物語風に書いています)
興味あるかも〜?
って言ってくださる方は、お付き合いいただけると嬉しいです。
※お願い※
以下の内容をお読みになって、
「うわー、出たよ出たよー!ブラック企業!」
「とんでもないパワハラ上司だ!」
「パワハラどころの騒ぎじゃーなく、傷害罪だ!」
「こんな無能な上司が、若者をダメにするんだよなー、まったくもう」
「ってゆーか、経営者は何やってるんだ???こんなの放置したらダメっしょ!?」
「なんて無能な部下なんだ!」
「仕事できない方が悪いんだろ?」
「無能な部下だから、上司が怒るのは当然だ!パワハラと言われても仕方がない」
「何度も怒られているくせに、改善できない部下が悪い!」
「給料もらってるんだったら、しっかり働けって!」
「飲みに行って傷をなめあっているヒマがあったら、必死で働けって!」
などなどのように・・・
批判したり非難したりするのだけは、お願いだからやめてくださいねー(懇願)。
いち個人を責めても憎んでも、なーんにも変わりませんし・・・。
あくまでも、
「温厚で部下思いのいい上司だったのに、パワハラ上司に変わってしまった原因って何だろう?」
「パワハラ上司を生み出してしまう組織や仕組みって、いったい何だろう?」
「いい上司や、いい部下に育つ組織や仕組みって、どんなのなんだろう?」
などなどの観点から、「自律的に」考えてみる題材の一つとして使ってやってもらえるよう、ひれ伏してお願い申し上げます。
m(_ _)m
■ 登場人物
・上司A:部長さん
・部下B:勤続約10年の社員さん
・部下C:勤続約3年の社員さん
■ とある中小企業のとある部署の一日(午前編)
上司Aが、その部署にやって来ると・・・、途端に空気が凍りつく。
全員が、緊張しまくる。
なぜなら、上司Aがその部署にやって来た = 犠牲者が出るという意味だから。
「Bくん、ちょっと来なさい」
午前中の犠牲者は、部下Bに決まった。
会議室は社内に存在しないので、みんなが仕事をしている席のすぐ横にある、打ち合わせ用の席に呼ばれる。
「ああ・・・、自分ではなかった・・・、良かった・・・」という安堵。
「今は自分ではないが、次は自分が犠牲者になるかもしれない」という恐怖。
沈黙の中、それらの空気を漂わせながら、部下B以外は全員、黙々と仕事を続ける。
その時に、聞こえて来るのはパソコンのキーボードを叩く音のみ。
が、その沈黙はすぐに破られる。
例えば、こんな罵倒の嵐とともに。
「何回言ったらわかるんだ???」
「こんなことすらできないで、よく仕事してるよな?給料もらってるよな?」
「お前みたいなヤツを、給料泥棒って言うんだよなー」
「給料ドロボウって言葉を知っているか?知らねぇーだろーなー!」
「○○って、どういう意味なのか知ってるのか?」
「わからないから教えてください???」
「そんなもん、自分で勉強しろ!」
「何年、この会社にいるんだ???」
「お前は、努力と根性が足りない!」
「何をどうやったら、そんなに無能になれるのか理解不能だよ、まったく」
「オレが言ったことですらできないなんて、幼稚園児以下だよな」
「クソ忙しいのに、お前みたいなヤツのため時間を割いて教育しなきゃいけない、オレの気持ちがわかるか?」
「お前がこんなだから、教育するだけ無駄だ!って言ってるのによー!」
「ああ!?言いたいことがあったら、はっきり言え!」
「何を言っとるかわからーん!もっと論理的に話せ!」
「お前は、自分の言いたいことすら言えんのか???」
「どうしたらいいんでしょうか?だと!?」
「お前には、脳みそがないのか???」
「それぐらい、自分で考えろ!」
机もバシバシと叩く叩く・・・。
モノも飛ぶ飛ぶ・・・。
人格完全否定、人間失格的な罵倒ゼリフもエスカレートするする・・・。
その間、部下B以外は、ひたらすら黙々と仕事を続ける・・・、罵倒の嵐をBGMに。
ほとんど毎日この状況だが、いつまで経っても慣れる者はいない。
この状況が、少なくとも昼休みまでは続くだろう・・・。
となると、後2時間はがんばって仕事をしなければ。
だが、昼休みになったとしても、このBGMが止む保障はどこにもない。
今のうちに、しっかりと仕事をしておかないと、納期に間に合わない。
次は自分の番なのかもしれないのだから、できる時にやっておかなければ・・・。
耳をふさぎたくなるのを我慢して、部下Cは必死で仕事に取り組んだ。
■ とある中小企業のとある部署の一日(午後編)
「Cくん、ちょっと来なさい」
部下Cの予感は、見事に的中してしまった。
だが、準備万端だ。
こんなこともあろうかと思い、午前中のうちに急ぎの仕事を片付けておいたのだから。
しかし、今は午後3時頃。
となると、嵐は2時間では終わらないだろう・・・。
残りの仕事は、家に持って帰ってやろう。
その方が、落ち着いて仕事できるから、良い面もある。
そう覚悟を決め、部下Cを呼ぶ上司Aの声に従った。
午前中に勝るとも劣らず、罵倒の嵐は激しい。
嵐をこれ以上激しくしないためには、とにかく黙っていることが無難だ。
部下Bは、上司Aに逆らうような発言をするから、嵐が激しくなるんだ。
先輩のくせに、いつも要領が悪いと本当に思う。
心の耳栓をしておけば、切り抜けられるはずだ。
罵倒の言葉は、外国語と思えばいい。
そうやって、部下Cは罵倒の嵐に身をゆだね、ひたすら耐えた。
日が暮れて、外が暗くなるまで。
■ 嵐の一日が過ぎ去ってからの、部下Bと部下Cの会話
同僚の中にもスパイが存在する上、メールやチャットも含めて監視の目が行き届いているため、社内で会話することは「死」に等しい。
点数稼ぎなのか、自分が犠牲者にならないようにするためなのかは定かではないが、上司Aの前でわざと部下を怒鳴り散らす社員も存在する。
それもあり、昼休みに社員同士で一緒にメシを食いに行くという風景は、ここでは見られない。
外食する者はほとんどおらず、コンビニ弁当を買って来て、自分の席で黙々と食べて、さっさと仕事をするのが昼休みの風景だ。
だから、飲みに行くのも本当は危険な行為だ。
だが、部下Bはあえて、部下Cを誘って飲みに行くことにした。
・部下B:
「いやー、よく黙って耐えたね、すごいと思うよ」
・部下C:
「あんなの、言わせておけばいいんですよー」
「ボクらを教育する気なんて、これっぽっちもないんですから」
「ストレス発散のために、怒鳴っているだけでしょ?」
「まともに相手にするだけ、バカらしいですよ」
「仕事が好きだから今の会社にいますが、他にいい会社が見つかったら、とっとと転職するつもりです」
「先輩は、要領悪すぎますよー」
「先輩も辞めた方がいいですよー!このままじゃー、もちません!」
・部下B:
「はははは、そうかもしれないなー」
「でもさー、上司Aって、昔はあんな人じゃなかったって知ってた?」
・部下C:
「はあ???どんな人だったんですか?」
・部下B:
「昔は、すごーく温厚で、部下の面倒見もよくてねー」
「優秀な人なのに自慢もしないし、困っていたらさりげなく助けてくれてねー」
「ボクが大失敗した時も、誰だって失敗ぐらいするしって、かばってくれたことだってあるんだよ」
「こう言うとビックリするだろうけど、尊敬できる面がたくさんあるいい上司だったよ」
・部下C:
「・・・信じられません!そんなの!!!!!」
「今の上司Aから、そんなの全く想像できないじゃないですか!!!」
・部下B:
「ははは、そう言うと思ってたよ」
「でも、本当の話なんだよ」
「昔の上司Aを知っているし、仕事も好きだからこの会社にいる・・・、ボクが辞めない理由はそれかなー」
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さて、質問です。
温厚で部下の面倒見も良かったいい上司が、パワハラ上司に変わってしまった原因って何でしょうか?
いい上司を変えてしまったのは、いったい何なんでしょうか?
何が、いい上司を変えてしまったんでしょうか?
皆さまは、どう思われますか?
また、
皆さまの周りにも、上司Aのような方はいらっしゃいませんか?
パワハラ上司、やる気を失った上司、無能な上司、問題のある上司などになっちゃった上司は、いらっしゃいませんか?
その上司は、昔からそうだったんでしょうか?
昔は違ったとすれば、いつからそうなっちゃったんでしょうか?
上司・部下に限らず、昔はそうじゃなかった人が変わってしまう原因って、いったい何でしょうか?
いったい何が、人を変えてしまうんでしょうか?
誰かに対して、罵倒したり批判したり非難したりしたくなるのは、どんな時でしょうか?
怒鳴ったところで何の解決にもならないと頭ではわかっていても、怒鳴り散らしたくなるのは、どんな時でしょうか?
「あんな人にだけは、絶対にならない!」って、思っていたはずなのに・・・
ふと気がつけば、「あんな人」と言っていたのと同じことを自分自身がやってしまっていた・・・!
非難・批判する側だったつもりなのに、いつの間にか、非難・批判する側になっていた・・・!
ということは、ないでしょうか?
そして・・・
このままだと、自分もいつか変わってしまうかもしれない・・・
そんな不安や恐怖も、ありませんか?
うーん、うーん、うーん・・・ (-''-)
どうでしょう???
皆さまは、どう思われますか?
こうやって考えてみると・・・
■ 「社長が暴走してしまう原因、暴君社長と感じてしまう理由って何だろう?」シリーズ
■ 「社長が孤独を感じる瞬間って?孤独を感じる時、感じない時って皆同じ?」シリーズ
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■ 「人材採用とは?従業員を雇用するのは何のため?誰のためなんだろう?」シリーズ
■ 「組織じゃないとできないこと、組織でなくてもできることって何だろう?」シリーズ
などなどの記事にも、もしかしたら関係するっちゃーするのかも???
なーんて、感じません?
パワハラ上司を生まない
組織づくりのヒントって、
まだ見えていないだけで・・・
遠くて近いところに、いっぱい溢れている
おお〜っ ━━━━ヽ(゜Д゜)ノ━━━━ 見っけ〜♪
のかも〜???
なーんて、感じません?
どっ・・・、どうでしょう???
皆さまは、どう思われますか?
と言う訳で、「組織や仕組みから、自律的に考えて行動してみる」カテゴリとしては、
■ 指示通りに行動しない、細かく指示しないと行動できない理由って何だろう?
へ、続きまーす。(^^)/
ちょっと興味あるかも〜?
って言ってくださる方は、ゆるゆる〜っとお付き合いいただけると嬉しいです。(^^)
「そーか、パワハラはいち個人の問題じゃないのかも?」と言ってくださる方は、
ココをクリックしてやってもらえると嬉しいです。m(_ _)m
ついでにコッチのブログランキングもポチっとしてやっていただけると、
泣いて喜びます。(;´д⊂)
「ヒト(組織)」と「情報(IT)」を中心に、「三方よし経営」のお手伝いを行っております。(^^)/
「自律型人材育成」や「組織力の強化や向上」などのご相談、
首を長ぁーくして、お待ちして申し上げております。 m(_ _)m
【追伸】
「・・・で、答えは何なの???」と思った方へ
よろしければ、以下の記事も見てやっていただけると嬉しいです。(^^)
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