リニューアルも兼ねてブログお引越し中です

リニューアルも兼ねてブログをお引越し中です。
詳細については、以下の記事を見てやってくらぱいませませ〜。
(⌒人⌒)

リニューアルも兼ねてブログお引越しの予告


2012年07月17日

下請けから脱却する、下請けを続けるメリットやデメリット、リスクって?(1)

下請法なんてあったって意味ないよ・・・、下請けの立場でそんなの言えるワケないじゃんか・・・ ( ノД`)シクシク・・・ 」
「こんなの下請けいじめ以外のナニモノでもないってよぉーくわかっているんだけどね・・・、でも、しがない中小企業の立場だと弱いから我慢して泣き寝入りするしかないんだよね・・・ (;´д⊂) 」

「ウチみたいな中小零細企業なんてさー、弱みばっかで強みなんて一つもないしさー、下請けを続けるしか生き残る道がないよなー・・・ 。。。(〃_ _)σ‖ 」
「下請けやってると、事あるごとに値下げ要求されるわ、無理難題を突きつけられるわだけど、それでも仕事がないよりずっとマシだからやらざるを得ないんだよね・・・ o(><;)(;><)o 」

「従業員への給料の支払いや仕入先への支払いもあるし借金も返さなきゃいけないから、条件が悪くても下請けを続けるしかないよ・・・ ( ▽|||) 」
「薄利多売ってわかっちゃーいるんだけど、下請けを続けていても未来がないってわかっちゃーいるんだけどね・・・ (´;ω;`) 」

「今は景気が悪いから親会社(親事業者)からの注文が減っているだけで、景気が良くなればナントカなるだろーから、それまで辛抱するしかないよ・・・ (o´д`o)=3 」
「ってゆーか、下請けいじめをやらかす親会社が悪いんだよね!下請法をつくっただけでちゃんと取り締まらないから悪いんだよね!大企業ばっか優遇して下請け企業の保護をちゃんとやらないから悪いんだよね! o(`ω´*)o 」

「下請けから脱却したいのは山々なんだけど時間もカネもないし、目の前の仕事をこなすだけで精一杯だし、ずぅーっと下請けやってたから何をどーしたらいいかわからないよ・・・ (;゜∇゜) 」
「このまま下請けを続けるぐらいなら、いっそのこと廃業しちゃった方がいいんだろうかって毎日迷ってるよ・・・ (>_<、) 」

などなど・・・

「三方よしの経営相談」や、「自律型人材育成」「組織力の強化や向上」「経営に役立つ情報活用(IT活用・ICT活用)」のお手伝いを行なっているせいか・・・
三方よしの場づくり黒子サポーターとして、企業さんの間に立ったお手伝いを行なうこともあるせいか・・・
「爆発・炎上・崩壊組織」で消防のお手伝いを行なうこともあるせいか・・・

下請けを行っている中小企業さんから、このようにとっともとっても切実な悩みをお聞きする機会もあるんですが・・・
(;´・ω・`)

コレって、もしかしたら・・・

社長にとって必要な組織とは?必要となる組織力の向上や強化って同じ?
「借金返すか廃業するかなど両極端な思考に走る前にできることって何だろう?」シリーズ
「経営者の視点を従業員にも持って欲しいと社長が思う理由って何だろう?」シリーズ
社長が従業員に相談しない、相談したくない、相談できない理由って何だろう?
社長がいつも強気でパワフルで元気で前向きで楽観的に見える理由って何だろう?
「社長が孤独を感じる瞬間って?孤独を感じる時、感じない時って皆同じ?」シリーズ
中小企業の従業員が知っておきたい経営者が孤独を感じる原因って何だろう?
後継者の孤独とは?2代目や3代目など中小企業次期社長ならではの苦労って何だろう?
「共同経営で経営者が孤独を感じる時、孤独を感じない時の違いって何だろう?」シリーズ
社長自身がうつ病になったり心が折れたりする前にできることって何だろう?
経営者が優柔不断、迷う、決断できない、行動できない理由って何だろう?
子供を跡継ぎにするか迷う、跡を継がせるかどうか社長が悩む理由って何だろう?
「事業承継とは?中小企業の経営で本当に引き継ぐ必要がある事って何だろう?」シリーズ
「事業継続計画とは?BCPのつくり方って?中小企業の生き残りとの関係って?」シリーズ

などなどにも、ある意味関係するっちゃーするのかも〜???

なーんて感じたので・・・

一緒に考えてみません? (^^)
あ、モチロン、「自律的に」という意味で。

ちょっと興味あるかも〜?
って言ってくださる方は、お付き合いいただけると嬉しいです。(^^)/

んーと・・・

例えば、下請け経験がある中小零細企業経営者の方のこんな声から考えてみるのはどーでしょう?


■ A社の経営者の声
今まで、ずぅーっと下請けをやって来たんですが・・・
下請けいじめなんて、日常茶飯事でしたね。

値下げ要求とか、注文内容がコロコロ変わるとか、決算書を見せろとか、無茶苦茶な要求とか、イヤなら取引を打ち切るとか、どこの親会社も言うことは同じでした。
発注書もなく口頭注文が当たり前、契約書がある方が珍しい、契約書をもらえても守ってもらえないのであってもなくても同じという状況でした。

下請法の名前ぐらいは知っていましたが、あんなのあったってどーせ何の役にも立ちませんよ。
弱い下請けの立場でもの申すなんて、結局できっこないんですから。
万が一言ったとしても、下請けいじめは延々と繰り返されるでしょうし。

それでも我慢して、下請けを続けていたんですが・・・
そんな状況に、ある日突然ブチキレました。
溜まりに溜まった不満が、限界に達して大爆発したんでしょうね、きっと。

「下請けに未来はない!」
「下請けである限り、人間扱いしてもらえることは絶対にない!」
「下請け企業に経営努力を押しつけるばかり、そんな会社と取引してもジリ貧になるばかり!」

そんな風に激怒した覚えがあります。

「今後、下請けは一切やらない!」

そう決心して、下請け脱却に向けて動き始めたんですが・・・
想像していた以上に苦労しました。

何せ今まで下請けしかしたことがなかったので、マーケティング営業はもちろんのこと、全てが初めてのことばかりだったのですから。
自社のことも他社のこともある程度知っているつもりだったのに、全く知らなかったんだと痛感させられました。
今までずっと下請けに甘んじていたツケが、一挙に回って来たんだと思います。

ですから、下請け脱却を決意したのはいいけれど、何からどうしたらいいのかわからない。
人手も足りないけど、多くの正社員を新たに雇えるほどの資金力もない。

最終製品を開発しようにも、事業化できるほどのアイデアもなければ技術力もノウハウもない。
事業化できそうなアイデアが出て来ても、資金が潤沢にあるわけではないし、確実に回収できるという見込みもない。
借り入れをしようにも、ウチみたいな中小零細企業なんてまともに相手にしてもらえない。

販路を開拓しようにも、どうしたらいいかわからない。
会社案内のパンフレットやチラシの類すら今までつくったこともないから、どうつくればいいのかもわからない。
飛び込み営業をしようとしても、電話で売り込みをしようとしても、零細企業で知名度も低いから相手にすらしてもらえない。

ホームページをつくろうにも、制作業者をどうやって探したらいいかわからない。
制作業者をやっと見つけてつくってもらおうとしても、肝心要の内容を全く考えていなかったため、時間もお金もかかる。

ホームページをやっとつくっても、誰にも見てもらえない。
SEO対策というのが必要と言われたので業者に頼んでやってもらったら、閲覧者数が増えるには増えたけど注文には全く結びつかない
むしろ、勘違いしたヘンな売り込みメールや電話、FAXばかりが増える

公的機関に相談しようにも、相談内容そのものより現在の資本金や売上高ばかり重視されて相手にしてもらえないように感じるし。
そうではなかったとしても、国や自治体に依存して税金で食わせてもらうのが当たり前って感覚の公的機関の人間なんかに、下請け企業の気持ちがわかるとは到底思えないから頼る気にもなれない。

かと言って、他のコンサルタントなどの専門家に相談しようにも、どうやって探したらいいかわからない。
どんな専門家が適しているのかもよくわからない。
インターネットで検索して見つけても、ホームページを見ると、書いてあることが難しかったり押しつけに感じたり、机上の空論の知識バカに感じたり、自分が儲けることしか考えてなさそうだし、コッチの話なんて聞いてもらえなさそうだと感じて相談する気になんてなれない。

もう本当に試行錯誤の連続でしたよ。
そのせいか、従業員にも散々言われましたよ。

「下請けだろうと何だろうと、注文してもらえるならそれでいいじゃないですか」
「ウチみたいな零細企業なんて、どーせ下請けしかできないじゃないですか」

「こんな面倒臭いこと、やるだけムダですよ」
「下請け脱却って言うけど、この苦労の先に、いったい何があるんですか?本当にやらなきゃいけないことなんですか?」

「どうなるかわからない未来を心配するより、目の前の仕事をこなす方がずっと大事だし、それでいっぱいいっぱいです」
「ただでさえ現場は忙しくて大変なのに、これ以上負荷をかけないでください」

「新製品を考えろって言われても、今までやったことがないからできないし、残業が増えるから困るんですよね」
「給料が増えているわけでもないんだから、今までやったことない仕事まで要求しないでください」
「指示されたことを、そのとおりにやる仕事をさせてください」

などと従業員にも散々言われて孤独もよく感じました。

経営者だから孤独なのは当たり前なんですが、この時は相当堪えました。

心配をかけたくないから従業員には今も話していませんが、うつ病と診断されて薬を服用したり、過労で倒れて寝込んだりしたこともあります。
家族にも散々迷惑をかけました。

「もしかしたら下請けから脱却しない方がいいんだろうか?」
「下請けいじめをされても、我慢した方がいいんだろうか?」
「その方が従業員にとってもいいんだろうか?」

「みんなにこんなに苦労かけて下請けを脱却することが、みんなにとって本当に幸せと言えるんだろうか?」
「本当にこのまま続けていいんだろうか?その先に未来は本当にあるんだろうか?」

と、迷ったり弱気になったりくじけそうになったりしたこともよくありました。

その度にブチキレた時の気持ちを思い出して、「今やらなければ未来はない!」と、自分自身を必死で奮い立たせていました。

下請けいじめに我慢することに時間をかけるよりも、下請け脱却に向けた時間をもっともっとかけたかった、もっと早くに決断すべきだったと後悔したぐらいです。
こんなに時間も労力も資金もかかるとは、夢にも思っていませんでした。

まさに、ないないづくしの状態でした。
全てが試行錯誤の連続で、失敗もイヤと言うほど散々やりましたね。

また、下請けから脱却するのは、その場の感情とか勢いとかでやったらダメってよくわかりましたよ。
土壇場のギリギリの状態になってから、下請け脱却を図ろうとしても、かなり難しいってことも。

下請けから脱却するには、体力がある内に準備だけでもしっかりしておいた方がいいってことも痛感させられましたし。
つまり、下請けいじめされてブチキレてから準備をしても間に合わないこともあるのかも?ってことなんですけどね。

もしくは、下請けいじめされてブチキレた時にいきなり下請けから脱却するのではなくて、我慢しつつもこっそりと準備を進めつつ、タイミングを見計らって下請けから脱却した方がいいのかも?とも思いましたよ。
当社の場合はたまたまうまく行きましたけど、感情先行型でかなり行き当たりばったりでしたし、タイミング的にも本当にギリギリだったのかもしれません。

でも今思えば、ないないづくしの中での試行錯誤と失敗の連続のお陰で、産みの苦しみをイヤと言うほど味わったお陰で、今の当社があるんだと思います。
必死でがんばってくれた従業員と、我慢して陰で支え続けてくれた家族に、感謝しても感謝しきれません。

もっといいのは、取引先から下請けいじめをまだされていなかったとしても、下請けいじめにいつ見舞われても大丈夫なように常にリスクに備えておくってことですかね。
一寸先は闇と言いますし、今は下請けいじめに遭っていなかったとしても、下請企業の立場だったらいつ下請けいじめされてもおかしくない世の中ですし。

実はあれから、親会社のいくつかが倒産に追い込まれました。
あの時もしブチキレていなかったら・・・、下請け脱却を目指そうとしていなかったら・・・と思うと、本当にゾッとします。
当社も間違いなく巻き添えを食らっていたでしょうから。

下請けいじめというのは、もしかしたら取引先が潰れる前の兆候でもあり、下請けから脱却する最後のチャンスを教えてくれていると言えるのかもしれませんね。

-----


うーむ・・・
どっ・・・、どーでしょう???

「そっ・・・、そーだったかのかー! ガ━━(= ̄□ ̄=)━━ン!! 」
「げげっ・・・、ウチもヤバイかも・・・ ヾ(.;.;゜Д゜)ノ 」

という方も、いらっしゃれば・・・

「あ゛???それがどーしたって言うのさ??? q( ̄3 ̄)p 」
「ウチはこんなことには絶対にならないもんね〜♪絶対にダイジョーブだもんね〜♪ (⌒▽⌒)ノ" 」

という方も、いらっしゃれば・・・

「わかったよーなわからんよーな・・・ ( ̄д ̄;) 」
「やっぱ、頭がウニ状態じゃー!よくわからーん! \(  ̄曲 ̄)/ 」

という方も、いらっしゃるんじゃーないでしょうか?

他にも、例えば・・・

「選択肢の広げ方や作り方とは?思い込みや方法論に走る前にできる事って?」シリーズ
対症療法とは?会社の現状そのものに対処しようとすると何が起こるんだろう?
「自社の強みや弱み、長所や短所、状況や現状などの判断基準って?」シリーズ
「自分で考える」と「独りで考える」って同じ?組織力などとの関係って?
「組織じゃないとできないこと、組織でなくてもできることって何だろう?」シリーズ
「人材採用とは?従業員を雇用するのは何のため?誰のためなんだろう?」シリーズ
「顧客って誰のこと?どんな人や企業がお客様?下請脱却などとの関係って?」シリーズ
「売上や利益が上がらない原因を組織面から考えると気づく事って何だろう?」シリーズ
「IT化やシステム化、パソコン導入すれば生産性は向上するんだろうか?」シリーズ
売上が上がらない、利益が出ない、赤字になる本当の原因って何だろう?
新規事業、新製品やサービスの考え方とは?何のため、誰のために考えるんだろう?
不平、不満、不安って悪いことばかり?不平、不満、不安などをうまく活用する方法って?
「日本人の強みや弱みとは?外国人には真似できないことって何だろう?」シリーズ
「日本の良さとは?外国人や海外経験のある日本人が感じる事って何だろう?」シリーズ
人間にしかできないこと、コンピュータにできること、できないことって何だろう?
「社長、上司、部下、会社組織にとって本当に必要な支援って何だろう?」シリーズ

などなども含めると、いろんな意味で考えさせられちゃいません? (^^)

どっ・・・、どうでしょう???
皆さまは、どう思われますか?

というワケで、


下請けから脱却する、下請けを続けるメリットやデメリット、リスクって?(2)


では、上記とはまた違う声から引き続いて一緒に考えてみませんか?
(。・ω・。)ノ

ちょっと興味あるかも〜?
って言ってくださる方は、ゆるゆる〜っとお付き合いいただけると嬉しいです。(^^)





★★★ ネクストストラテジーは、三方よしの場づくり黒子サポーターです ★★★
「ヒト(組織)」「情報(IT)」を中心に、「三方よし経営」のお手伝いを行っております。(^^)/
「自律型人材育成」「組織力の強化や向上」などのご相談
首を長ぁーくして、お待ちして申し上げております。 m(_ _)m



【追伸】
「三方よしって、何???」
という方は、よろしければ以下のページも見てやってもらえると嬉しいです。(^^)


三方よしって、何だろう?



posted by ネクストストラテジー at 05:55| Comment(2) | 三方よしの経営から考えて行動してみる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
非常に共感したのではじめてコメントします。というのも当社も似た状況だったからです。下請けいじめは会社が潰れる前の兆候だと私も思います。当社の場合も散々躊躇した結果、気がついたときには下請けから脱却するか、会社を潰すかの道しか残されていませんでした。まさに崖っぷちの死に物狂い状態で深く考えている余裕は全くありませんでした。もっと早くに貴ブログに出会っていたら、冷静に吟味してから躊躇することなく素早く行動に移せたのではないかと悔やまれます。下請け企業にとっては、あっても役立たない下請法の説明より生の体験話の方がずっと役立つと思います。続きを楽しみにしております。
Posted by たけちゃん at 2012年07月19日 19:32
たけちゃん 様

初めまして。
本質をズバっと突いた鋭いコメント、ありがとうございます。
また、ランキングサイトへのクリックもありがとうございます。

> 崖っぷちの死に物狂い
たけちゃん様のこの時のお気持ち、痛いほどよくわかります・・・。

今でこそ「経営コンサルティング事務所」などとホザいている私ですが・・・
昔は、多重下請けの底辺でもがいていたことがあるので・・・。

> 生の体験話の方がずっと役立つ
ありがとうございます。

危機感を持ってはいたものの、いろんな事情もあってなかなか行動に移せず、機会を逸してしまう下請け企業さんもたくさんあられるため、このようなシリーズをつくってみました。

下請法を使うかどうかも含めて、どのようなタイミングでどう決断するかは、経営者の方次第とは思いますが・・・

下請法を使うにしろ使わないにしろ、下請けから脱却するにしろ、下請けを続けるにしろ、いずれを選択してもメリット・デメリット・リスクがあると思いますし。
今すぐ考える必要がない状況だったとしても、いざという時に何かの役に立つ日こともあるかもしれませんし。

> 続きを楽しみにしております
ありがとうございます。
こんなボログでもよろしければ、気が向いた時にでも遊びに来てやっていただけると嬉しいです。
Posted by ネクストストラテジー at 2012年07月20日 07:48
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。