「いいキャッチコピーや、いいキャッチフレーズって、どーやって考えたらいいんだろ〜?何から考えたらいいんだろ〜??? ( ノД`) 」
「スローガンとか標語とかって、やっぱあった方がいいのかな〜? (;゜∇゜) 」
「スローガンとか標語とかを一生懸命考えているんだけど、反応がどーもイマイチなんだよな〜 (o´д`o)=3 」
「売上が上がるキャッチコピーとかキャッチフレーズって、なーんかないものかな〜? (;´д⊂) 」
「効果的なスローガンや標語って、なーんかないものかな〜? o(><;)(;><)o 」
などなど・・・
「三方よしの経営相談」や、「自律型人材育成」、「組織力の強化や向上」、「経営に役立つ情報活用(IT活用・ICT活用)」のお手伝いを行なっているせいか・・・
「爆発・炎上・崩壊組織」で消防のお手伝いを行なうこともあるせいか・・・
このような切実な声をお聞きすることもあるんですが・・・
(;´・ω・`)
一見、全然関係ないように思えるかもしれないけど、コレってもしかしたら・・・
■ 「方法論に振り回される前に考えておきたい事って何だろう?」シリーズ
■ 会社の全体像を俯瞰すると気づく事、俯瞰しないと気づけない事って何だろう?
■ 「会社の方針に納得できる時、納得できない時の違いって何だろう?」シリーズ
■ 対症療法とは?会社の現状そのものに対処しようとすると何が起こるんだろう?
■ 現状把握ってどんな時に必要?何のため?対処方法や効果などとの関係って何だろう?
■ 「顧客って誰のこと?どんな人や企業がお客様か考えると気づくことって?」シリーズ
■ 見込み客を獲得するアプローチと失う売り込みの違いって何だろう?
■ 「新規顧客開拓って何のため?誰のため?顧客流出などとの関係って何だろう?」シリーズ
■ 「知名度の向上とは?会社の知名度を上げるメリットやデメリットって何だろう?」シリーズ
■ 高付加価値を生み出していると感じる組織と感じられない組織の違いって何だろう?
■ 「日本人の生産性が低い理由って?生産性の向上ってどういう事なんだろう?」シリーズ
■ 「中小企業の信用力と個人事業主や株式会社、資本金との関係って何だろう?」シリーズ
■ 「経営計画を立てたり、経営方針を決めたりするのに必要なことって何だろう?」シリーズ
■ 「経営理念や経営方針、部門方針などと実態とが乖離する理由って何だろう?」シリーズ
などなどにも、ある意味関係するっちゃーするのかも〜???
なーんて、感じたので・・・
そもそもの話・・・
キャッチコピーやキャッチフレーズって、いったい何なんだろーか?
スローガンや標語って、いったい何なんだろーか?
キャッチコピーとかキャッチフレーズとか、スローガンとか標語とかって、何のためなんだろーか?
キャッチコピーとかキャッチフレーズとか、スローガンとか標語とかって、誰のためなんだろーか?
キャッチコピーとかキャッチフレーズとか、スローガンとか標語とかって、どんな時には必要でどんな時には必要じゃないんだろーか?
キャッチコピーとかキャッチフレーズとか、スローガンとか標語とかのメリットやデメリットって、いったい何なんだろーか?
それは、誰にとってのメリットやデメリットなんだろーか?
などなどについて・・・
一緒に考えてみません? (^^)
あ、モチロン、「自律的に」という意味で。
ちょっと興味あるかも〜?
って言ってくださる方は、お付き合いいただけると嬉しいです。(^^)/
んーと・・・
まずは、例えばこんなのから考えてみるのはどーでしょう?
■ キャッチコピーとは?
○ Weblio辞書
消費者の心を強くとらえる効果をねらった印象的な宣伝の文句。
○ ニコニコ大百科
広告において、対象をアピールし、見た者の印象に残ることを目的とした文章。
○ ウィキペディア
キャッチコピーとは、主に商品や映画、作品等の広告など、何らかの告知や宣伝に用いられる文章、煽り文句である。
1文、1行程度のものから、数行に亘る物まで数多くのキャッチコピーがある。
キャッチコピーは和製英語で、正しくは "advertising slogan" もしくは "tagline(タグライン)" 。
日本語では惹句とも呼ばれる。
■ キャッチフレーズとは?
○ goo辞書
広告や宣伝で、感覚に訴えて、強い印象を与えるように工夫された短い文句。
うたい文句。
○ Weblio辞書
宣伝・広告などで、人の心をとらえるように工夫された印象の強い文句。
○ コトバンク
主として新聞広告や雑誌広告などの印刷広告において,広告の受け手(オーディエンス)の注意をひき,広告本文(ボディコピー,テキスト)や商品そのものへの関心を喚起するために使われる導入句,または短い文章。
アメリカの広告界で1880年代から使われ始めた言葉で,キャッチワードcatchword,キャッチラインcatchlineともいう。
印刷広告においては,目だつ位置に大きな文字で示され,広告の軸となるので,現在ではヘッドラインheadlineといわれることが多い。
■ ヘッドラインとは?
○ goo辞書
1. 新聞などの大見出し。
2. 本や新聞の欄外上部に記した見出し。柱。
■ うたい文句とは?
○ goo辞書
広告や効能書きなどで、人の注意や興味を引くために長所・効果などを強調した言葉。
■ 標語とは?
○ コトバンク
主張・信条や行動の目標、指示内容などをわかりやすく簡潔に言い表した語句。
スローガン。モットー。
○ ウィキペディア
標語とは、ある集団の行動や判断における基準、規範、指針、理念を、簡潔に表した文章や言葉や句である。
特に宣伝的な標語はスローガンと呼ばれる。
口調がよいように俳句同様に五七五の型を取るものも多い。
■ モットーとは?
○ コトバンク
日常の行為の目標や方針となる事柄。また、それを表現した語句。
標語。座右の銘。
■ 座右の銘とは?
○ コトバンク
常に自分の心にとめておいて,戒めや励ましとする格言。
○ はてなキーワード
もともと、古人が席の右側に置いて自らの言行を戒める言葉であったが、後に人々はそれを傍らに置いて自らを激励したり、戒めたりする格言となったとされている。
「座右」とは、皇帝が自分の右手側の席に、信頼できる補佐役を座らせた重要な席を指す。
「銘」とは、古人が鐘や器などの器物に刻む文体の一種であり、自分自身の戒めや他人を賞賛する目的で刻んだものである。
■ スローガンとは?(コーポレート・スローガンとは)
○ goo辞書
団体や運動の主義・主張を、簡潔に言い表した語句。
○ Weblio辞書
団体や運動の主張や目標を強く印象づけるために、効果的に要約した文章。
○ m-Words
団体の主張を簡潔に表した言葉。
企業活動でもスローガンを掲げることが主流となっている。
企業スローガンはキャッチコピーのひとつでもあり、企業理念を反映しながらも難しい言葉を使用せず、企業イメージを喚起させる言葉になっている。
企業の代表者や社員が考案することもあれば、委託を受けた広告会社のコピーライターなどが考案することもある。
企業ロゴと組み合わせて使われることも多く、ロゴに組み込まれた形でデザインされているほか、TVやラジオのコマーシャルでサウンドロゴとして企業名とともに呼ばれる。
また、企業理念や時代のトレンドなどの移り変わりに合わせて企業スローガンを変更することもある。
ただし頻繁に変更するとスローガンとしての意義が薄れるため、一度採用されれば長期間使用される。
○ ウィキペディア
スローガンとは、企業や団体の理念や、運動の目的を、簡潔に言い表した覚えやすい句・標語・モットーのこと。
理念や目的には、政治的なもの、宗教的なもの、商業的なものが含まれ、政治家が自らの政策をアピールするときに用いる簡明な文もスローガンと呼ばれることが多い。
商業上のスローガン(Advertising slogan)は普通、日本では「キャッチコピー」と呼ばれる。
スローガンには、街頭のポスターなどで人々の目に入るキャッチコピーから、集会で群衆が叫ぶ掛け声(シュプレヒコール)までその形態の幅は広い。
スローガンは韻を踏むなど口にしやすく、簡素で分かりやすい反面、詳細な意味を入れる余地はほぼない。
このため、公の場で討論に使ったり講演会で聴衆に語りかけたりといった用途よりも、人々が一つになった姿を社会に印象付け、自分達の主張を訴えるために使うことが多い傾向にある。
■ コーポレート・ステートメントとは?
○ はてなキーワード
企業や組織・団体が顧客など社会に対して果たそうとする内容を簡潔な文章・言葉で表現したもの。
企業によっては「コーポレートスローガン」「コーポレートメッセージ」などとも呼ばれる。
■ コーポレート・メッセージとは?
○ コトバンク
コーポレート・メッセージとはキャッチフレーズないしスローガンのうち、特に企業としてのメッセージを伝達するものをいう。
■ ポエム化とは?
○ Weblio辞書
詩や歌詞、あるいはそれらに出てくるような、日常語としてはあまり用いられないような語句が多用される傾向を意味する語。
具体的には、ブログやSNSなどにおける「自分語り」や、飲食業界、マンションのキャッチコピーなどを指すことが多い。
■ 美辞麗句とは?
○ goo辞書
巧みに美しく飾った言葉。
うわべだけ飾った内容の乏しい、また真実味のない言葉の意。
■ 提灯記事とは?
○ ウィキペディア
団体・企業・商品或いは個人の意図を汲み取り、持ち上げるために書かれた雑誌・新聞などの記事に対する呼称。
ステルスマーケティングの一形態。
有力な者に媚びへつらう者に対する「提灯持ち」という蔑称に由来する。
記事執筆にあたって裏で金銭・広告・製品といった雑誌編集部やライター個人への利益や便宜の供与などの複雑な取引や利権が絡んでいるケースもあり、記事広告と提灯記事の実際の境界は曖昧なものである。
■ ステルスマーケティングとは?
○ コトバンク
特定の商品の宣伝であることを、消費者に隠して行う宣伝、広報活動のこと。
ステルス(stealth)には、「忍び、内密、人目を忍んだ」などといった意味がある。
商品を販売する側の関係者、または販売者から報酬を受け取ったものが、客を装い、商品をほめたり、買い物をしたりして、集客を促す「サクラ」と呼ばれる販売戦略が古くから存在するが、これもステルスマーケティングの一種と言える。
近年では、インターネットを利用したステルスマーケティングが横行している。
例えば、ブログを開設している有名人に依頼して、ブログ訪問者には宣伝と気づかれないように、特定の商品を紹介してもらう、アクセス数の多い掲示板などの管理人に依頼して、特定の商品を絶賛してもらう、といった具合だ。
プロのライターに、特定の商品の良い評判を書いてもらい、一般人のものと見せかけたブログに投稿するといった手法もある。
■ マッチポンプとは?
○ ウィキペディア
マッチポンプとは、偽善的な自作自演の手法・行為を意味する和製外来語である。
マッチ(match)は元は英語、ポンプ(pomp)は元はオランダ語である(英語ではpump)。
「マッチで自ら火事を起こして煽り、それを自らポンプで消す」などと喩えられるように、問題や騒動について、自身でわざわざ作り出しておきながら、あるいは自身の行為がその根源であるにもかかわらず、そ知らぬ顔で巧妙に立ち回り、その解決・収拾の立役者役も自ら担って賞賛や利益を得ようとする、その様な行為を指して用いられる表現である。
■ プロパガンダとは?
○ ニコニコ大百科
特定の思想によって個人や集団に影響を与え、その行動を意図した方向へ仕向けようとする宣伝活動の総称を指す言葉である。
ある決まった考えや思想・主義あるいは宗教的教義などを、一方的に喧伝するようなものや、刷り込もうとするような宣伝活動などを指す。
特に、政治的意図をもつ宣伝活動をさすことが多い。
要するに情報による大衆操作・世論喚起と考えてよく、高度に情報化された現代においては必然的に現れる行為である。
○ ウィキペディア
プロパガンダは、特定の思想・世論・意識・行動へ誘導する意図を持った行為である。
あらゆる宣伝や広告、広報活動、政治活動はプロパガンダに含まれ、同義であるとも考えられている。
ナチス党が政権を握ると、指導者であるヒトラーは特にプロパガンダを重視し、ゲッベルスを大臣とする国民啓蒙・宣伝省を設置した。
宣伝省は放送、出版、絵画、彫刻、映画、歌、オリンピックといったあらゆるものをプロパガンダに用い、ナチス党によるドイツとその勢力圏における独裁体制を維持し続けることに貢献した。
ヒトラーは、宣伝手法について
「宣伝効果のほとんどは人々の感情に訴えかけるべきであり、いわゆる知性に対して訴えかける部分は最小にしなければならない」
「宣伝を効果的にするには、要点を絞り、大衆の最後の一人がスローガンの意味するところを理解できるまで、そのスローガンを繰り返し続けることが必要である」
と、感情に訴えることの重要性を挙げている。
ゲッベルスは
「十分に大きな嘘を頻繁に繰り返せば、人々は最後にはその嘘を信じるだろう」
(=嘘も百回繰り返されれば真実となる)
と述べた。
なお、市民的及び政治的権利に関する国際規約は、戦争や人種差別を扇動するあらゆるプロパガンダを法律で禁止することを締約国に求めている。
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で・・・
次に、例えばこんなのからも考えてみるのはどーでしょう?
■ 「ブランド ― 価値の創造」
日本市場ほど、新商品が目立つ市場はないように思われる。
たとえば、ソフトドリンクスを例にとれば、毎年、1000を超える新製品が登場し、そのうち生き残る商品が両手で数えることができるほどだといわれる。
新商品が登場するごとに、消費者の目を引きつけるような名前とキャッチコピーが、美しいあるいは逞しいキャラクターによってTVや新聞や雑誌などを通じてアピールされる。
自動車やパソコンなど、毎年毎年、新しいモデル・機種が出る。
洗濯機でも冷蔵庫でも同じようにつきつぎに新モデル・新機種が発売される。
加工食品、日用雑貨、化粧品、あるいはオーディオ製品、もちろんファッション・アパレル市場でも、同じようなやり方がめだっている。
こうした各社のやり方は、ブランドではなく製品(ないしは技術)を基軸にマーケティングを進めようとするやり方である。
一方、消費者の方も、製品主導の日本企業のマーケティングのやり方にたいして、季節ごとに新製品が出るのを当然だと思って待ち望み、面白い商品名を話題にし、新しい広告を期待しているところがある。
製品が消費されるというだけでなく、それを伝達する手段であるはずの商品名や広告も、同時に消費される。
しかし、それだけに新製品が市場で新鮮さを失うのも(あるいは、社内のスタッフがそれに飽きるのも)早くなる。
市場(あるいは自組織)を刺激するために、新製品の導入がさらに要望されることとなる。
商品名、つまり商品を指示するだけのブランドには、価値は生じない。
他の商品と区別できる符号や数字で十分だからである。
■ 「「応援したくなる企業」の時代」
人間には一時的なよろこびや快楽を求めがちな性質がある。
その状態を目的とし、そこを重視してモノやサービスを提供すれば、たしかに生活者からもポジティブな反応を得られる可能性は高まる。
そのため、企業にも短期的な快楽を訴求できるようなモノやサービスをつくろうとしがちな傾向があった。
だが、一時的な快楽を重ねても、本質的な部分を「幸福化」することはできない。
そして、すでに生活者の多くは、そのことに気づきはじめている。
■ 「こうすれば組織は変えられる!」
社員たちはひそかに不満を募らせ、ときにはそれを外部の人たちに漏らすようになる。
トップがあるとき壁の落書きを見つけて、ようやく社員の本当の気持ちを聞いてみようと決意したときには、組織内の軋轢はもはや取り返しのつかないところまで進んでいるのだ。
それでもたいていは、問題は何もないという姿勢を押し通す。
社員たちの気持ちがすっかりしらけ切っている会社で、社員を鼓舞する演説を聞いたり、モチベーションを高めるための社内ポスターや輝かしい夢を謳った企業ビジョンを目にするのは、実に滑稽であり、ときに哀れですらある。
その場しのぎの対応はかえって理想と現実の落差を強調し、状況をいっそう悪化させるだけだ。
■ 経営者目線を押しつけ、美辞麗句でダマす
多くは、顧客にも従業員にも真摯な姿勢で臨み、いい店舗づくりのために努力されているはずだが、中には残念な店も存在する。
経営者目線を押しつけ、美辞麗句でダマす。
薄給でハードワークな現状を改善しようともせず、「夢」や「絆」「笑顔」「感謝」などといったキラキラワードでごまかしている店はブラックである。
ダメ経営者がしばしば口にする「労働基準法を守っていたら、商売にならない」は言い訳だ。
適正価格で商品とサービスを提供し、適法な労働環境を整備し、キッチリ利益を出している店は確実に存在している。
安さを求めコストパフォーマンスを重視する一方で、質やサービスを批判している消費者も、「ブラック化」を促進する遠因でもあることを忘れてはいけない。
その過剰要求に応えるために、最終的なしわ寄せが従事者に至っていることを認識しておく必要がある。
■ かつて私も書いた“提灯記事”
かつて私はライターとして、この業界から仕事を受けていたが、実際のところはさておき、「明るい未来が開けている」「風通しがよい」「グローバル化を推進する」「メセナなど社会的貢献を志向する」、人材へのインタビュー内容についても「やる気満々」「充実した企業ライフを過ごしている」という文脈での記述を要請されたことを覚えている。
これに従わないと即刻クビという匕首(あいくち)が突きつけられていた。
美辞麗句の盛り方は、ある意味「カネ次第」。
カネを盛ると話も盛られるという構図が出来上がっている。
優良企業もブラック企業も、みんな「すばらしい会社」と「評論」されるのである。
人材を適切な場所に配置することを旨とするはずが、実は営利を優先するがゆえにミスマッチを生む。
混乱を生じさせる一因ともなっているのではなかろうか。
■ 「お客様第一」がスローガンの会社は、なぜ「お客様第一」でないのか
企業の経営理念やスローガンを調べてみると、「お客様第一」をよく目にする。
そもそも「お客様第一」という考え方は、高度成長時代に「作りたい商品を作って販売すれば勝手に売れる」という売り手第一主義の反動から生まれたものだ。
企業が売りたいモノを作って売るのではなく、お客さんの要望を聞いてそれに合わせた商品を作っていく、という考え方だ。
今の日本で「お客様第一」は、「とにかくお客さんの言うことは何でも聞きます」という意味になってしまっている。
そんなことは現実的に不可能だ。
自社がピンチの時に、本当にお客さんのことを第一に考えられるだろうか?
基本、人間は何よりもまず自分のことを一番優先して考えるものだ。
そんな時、経営陣から「お客様第一」ではない指令を受けた従業員は、経営理念は絵空事だと感じるだろう。
その感情はお客さんにも必ず伝っていく。
そんな企業の商品を買ったりサービスを受けたお客さんは、その会社を「嘘つき」だと思うようになる。
まさに負の連鎖になっていくのだ。
「お客様第一」を実践するには、経営陣に相当な覚悟と揺るぎない信念がないと達成できない。
経営陣の覚悟や言動をみて、徐々に従業員に理念が浸透していく。
そしてようやくお客さんに伝っていくものなのだ。
しかし多くの会社はその覚悟がないまま、何となく経営理念として掲げてしまっている。
むしろ「お客様第一」というフレーズを経営理念やスローガンで掲げている会社ほど「お客様第一」が実行できていないことが多いというのが偽らざる印象だ。
経営理念や企業スローガンは、額に入れて社長室に飾っておくものではない。
朝礼で意味も考えず唱和するお経でも念仏でもない。
経営理念や企業スローガンが実態とかけ離れている「言行不一致コピー」になっていたら、源流から汚染物質を日々垂れ流しているようなものだ。
軽視したツケは必ず川中、川下にくだってくる。
まさに「害毒コピー」だ。
■ ポエム化する日本企業が急増中
夢、仲間、絆、希望、笑顔、理想の自分――。
口にするのが恥ずかしいような言葉を多用した、こうしたフレーズが日本社会に増殖している。
そして、そんな文章を、近年“ポエム”と呼ぶ風潮がある。
“ポエムな言葉”が盛り込まれた社歌を歌いながら体操したり、毎朝、社是を大声で斉唱したり、社員に駅前清掃を強要する企業も少なくない。
こうした独自の規定を義務づけ、社員の労働意欲を引き出し洗脳しようとする企業を「ポエム化する日本企業」と広く定義した場合、企業ではどれほど“ポエム化”が進んでいるのか。
会社や経営者に対しての敬意の強要が、ポエム化企業の特徴のようで。
社員たちにやたらと業務外の羞恥プレイを求める企業も多い。
また、徹底的に社員を管理しないと気が済まない会社も多いらしく、「ボーナスが出たら、会社への感謝の気持ちや使い道を書いて提出が義務づけられる」という強要も。
こんな会社が増えたら日本のブラック化がますます進むばかり。
今、あらゆる業界で“ポエム化する日本企業”が増殖中なのである。
行き詰まった職場ほどポエム化する。
ポエム化する職場は、単純作業かつ労働条件が悪いブラックな職場が多い。
辛い状況から目を逸らせるため、目標の代わりにポエムを持ち出し、社員に耐えさせようとする。
そして、社員が『残業代や休みをくれ』と言えば、『頑張りが足りない』と根性論で否定する。
ポエム的な言葉は個人の心情や感情をうまく取り入れているから、共感を呼びやすい。
感情的なごまかしが生まれるから、ポエムは危険。
本来は労働者が求めるべき正当な対価や待遇が搾取されてしまい、こんなに理不尽なことはない。
■ 元労働基準監督官が明かす 労災絶えぬ業界の悪弊
トラブルに巻き込まれまいと事故を起こした業者と取引を止める元請けも多く、仕事を失いたくない下請けは生き残りをかけて労災隠しをしてしまう。
元請けによる安全衛生管理ができていなかったから事故が発生するケースが多いのに、下請けを切って終わらせようとするのは筋違いなんですが。
でもね、労災を隠すというのは分の悪いギャンブルです。
被災労働者に相当の対価を払う必要があるし、その家族も含めて関係者を口止めしないといけない。
口止め料をけちったら、そこから話が漏れる。
健康保険だと治療費の自己負担が生じますから、十分な治療が行われないまま治療を中断して後遺症などが生じかねない。
そうなると被災労働者側の不満が募り、トラブルが再燃する。
結局、隠し通せるものではないんです。
隠したツケは大きく、送検されたり指名停止や営業停止処分を受けたり。
隠していると事故の原因の分析や対策が行わないから、同様の災害が繰り返し発生しかねませんし。
隠す行為はその場しのぎ。
全体を見通せていません。
ちなみに、安全衛生管理ができていない現場は、管理も十分に行われていないケースが多い。
労災発生率が高い会社や死亡事故など重大な事故を起こして送検されたような会社は、名指しでマークされて、現場や管理体制を徹底的に監視されます。
指定された会社に対しては、本社もしくは支店の管理体制について指導が行われる。
その管内の現場は原則すべて、労働基準監督官による立ち入り調査である「臨検(監督指導)」が行われます。
臨検で重大な違反の指摘を受けた後に再び同様の違反があれば、事故がなくても送検されます。
生死にかかわる事故を引き起こしかねない現場でありながら、安全対策に関する意識が低い現場、会社があまりにも多い。
社会的なペナルティも負うことになります。
いわゆる「ブラック企業」の烙印を押される。
一度烙印を押されると、人材が集まらなくなり、在籍する労働者にしわ寄せが来る。
その結果、多くの者が辞めていき、残った者はさらなる過重労働を強いられる。
そんな負のスパイラルに陥ってしまう。
世間でもこれだけ騒がれているにもかかわらず、危機感のない経営者ばかりですよ。
労働問題を「対岸の火事」どころか「対岸にも見えない火事」くらいにしか思っていない。
人手不足を労務管理不徹底の言い訳にしがちですが、問題が起きやすくなるか否かは、基本的に経営者の考え方次第です。
売り上げ重視に走ると安全対策の費用や時間を省略してしまう。
皆さん「安全第一」という標語だけは掲げているんですがね。
■ 志望理由なんてあるわけねーよ
「生きるため・食うためが第一の動機」だけど。
共感する人たちからは、
「すっごい同意」
「ほんとそれだよな」
「本気で共感できる記事」
「志望動機 → 遊ぶ金欲しさ」
「金が欲しいんだよ!(心の声)」
「最大限に共感する。仕事なんて所詮生きるために現状必要だからやるものだ。本心でないお題目なんて何もかも時間の無駄でしかない」
という声があがった。
また、「生きるために働かなければならないだけ」であり、会社が喜ぶような熱い志望理由など思いつかないという人もいた。
ホンネのところは
「給料がいいから」
「残業が少ないから」
「休みが多いから」
「家から近いから」
それ以上のことを求められても困る、というのだ。
その一方で、「そんな簡単な捏造もできん奴に何ができるのw」と批判する意見も多い。
「志望動機なんて全て社交辞令」
「世の中で生きていくためには、本来の自分を隠して社会用の自分を演じる能力が必須なのだよ」
「ハッタリかましてでも自分アピールすらできないゆとりなんぞ企業は雇わん」
「(面接は)嘘や誤魔化しや思い込みの能力を試す場だから! 自分を騙せないようではやっていけないってこと」
「普通に働きたいのにまず演技力を試されるってわけ分かんない」
と不満を漏らす就活生も。
「心にも思っていない美辞麗句を若造に考えさせ、仕様もない嘘と欺瞞で今後の人生を揺るがさせる国、日本」
と憤る人もいた。
■ 資格ビジネスのカモになる人々
冷静に考えて、「簡単に取得できる資格」が「重宝されて」「稼げる」と思いますか?
このような甘い考えを持っていると、「資格団体や資格スクールにとって都合のいい資格」を取得することになってしまいます。
資格に群がる“カモ”になってしまうわけです。
まやかしに乗ってしまうと、入会金や受講料を支払って入会し、試験対策や重点講座などが随時開かれ、その都度追加受講料が必要になります。
そのほか、受験費用や、合格後には登録料もかかります。
しばらくすると「資格を取得してからブランクがあるあなたへ」と、ブラッシュアップを促す講座の案内が届きます。
「今がチャンス」と勘違いさせられます。
せっかく時間とお金をかけて取得した資格なので、それを生かすために申し込んでしまうのです。
このような状況からしばらく抜け出すことができず、一度も資格を生かすことができていない人がいます。
周囲から見れば資格スクールの“カモ”となっているのですが、渦中にいる人はまったく気づきません。
資格を認定する「資格団体」と、教育機関である「資格スクール」が一体となっていることが多いです。
商売の色が濃いのが特徴です。
受講生にも利益があれば良い商売といえますが、今のところそうではなさそうです。
明確な目標もなく、なんとなく「資格を取ったほうがいいのではないか」くらいに考えていると、「資格団体や資格スクールにとって都合のいい資格」を取得することになってしまう危険性があると思います。
どんな資格であろうと、それなりの勉強や努力を要します。
簡単だったかどうかは人それぞれ違います。
過去に経験や知識がある人が「簡単」と思うだけです。
簡単に取得できて、重宝されて、稼げる資格、そんな資格はないのです。
■ 「就活のバカヤロー」
就活における諸悪の根源と言われているのが、「就職情報会社」である。
これらの企業が、学生や企業を煽り、搾取を行っていると言われている。
いわゆる、自分たちで火をつけ、自分たちで水をまいて消す「マッチポンプ」に近いとも指摘されている。
結論から言うと、彼らはいまや、就活の川上から川下までを商売の対象としていると言える。
「就活ナビサイト」と「合同企業説明会」を運営している。
就職活動のための情報誌も発行している。
さらに、企業の入社案内やホームページの制作も担当している。
ただ、実際には、制作プロダクションに丸投げするケースが多いようだ。
企業の選考に直接かかわるサービスも提供している。
しまいには、選考プロセスにおける業務のアウトソーシングまで行っている。
最近では面接官の研修プログラムを開発している企業まである。
そして、「就職人気企業ランキング」を作成している。
ランキングの結果により、企業は一喜一憂する。
企業イメージにも関わる問題であるので、企業によってはランキングアップのために採用予算の増額を行っているところもある。
このランキング結果を材料に、「競合のA社に負けています。もっと露出の強化が必要なのではないですか?」という言葉をかけるわけだ。
これこそ、マッチポンプ以外のなにものでもない。
■ “医療利権構造”炙り出すも精神医療の欠陥に迫らぬ現代のうつ特集
「労働安全衛生法」の改正案に懸念の声が出ている。
企業に従業員の「ストレス検査」を義務づける内容が含まれているが、この検査が防止どころか、逆にうつ病患者を増やして、薬漬けにしてしまう危険性があるからだ。
“医療利権構造”を見ると、ストレス検査もそこに組み込まれる危険性は十分にある。
「うつは心の風邪」というキャッチフレーズなどを使って精神科の早期受診キャンペーンを張る。
それによって、うつ病患者がぐっと増えて、薬の販売が急増する。
受診者は悲しみ、苦しみなど、人間として自然な感情までもが「うつ」と診断されることで、本来服用しなくてもいい薬を飲まされてしまうというわけだ 。
まさにマッチポンプとしか言いようのないやり口だ。
この“マッチポンプ”を軽く考えるべきではない。
医学は科学だからエビデンス(科学的根拠)もなく、そんなことをするのは無理だろう、と思う読者もいるだろう。
しかし、精神医療におけるエビデンスはかなりいいかげんである。
医療機関が行った治療薬の臨床研究は、大手製薬会社による「企業丸抱え」であったことが明るみに出たばかりだが、新しい薬の治験結果発表会に交通費、一流ホテルの宿泊費のすべてを負担して医師を誘うなど、製薬会社のなりふり構わぬ営業活動にも触れている 。
医師の倫理観欠如も、向精神薬の蔓延を助長する一因になっているのだ。
わが国の精神医療が薬物療法に偏っているのは、製薬業界や医学会にはびこる利益優先主義に加えて、日本人の人間観そのものが偏っているからなのだろう。
■ 「日本国民全員がノーベル平和賞ノミネート」に思うこと
スローガンやキャッチコピーは、人に大きな目標や希望を与える効果がある。
重要なのは、それを支える人達がそのために努力をしているかということなのだ。
一人一人が真剣に考え、守る努力をしていなければならない。
全員がその意識を持って初めて意味のあるものになるのだ。
私たち日本人は、本当に「自分ごと」として考えているのだろうか。
重要なことは”看板”と”中身”が一致していることなのだ。
■ 「難民からまなぶ世界と日本」
入管は「ルールを守って国際化」という標語をかかげています。
入管こそ、国際人権条約のルールを守るべきでしょう。
国際人権条約を守らずして、「国際化」はとうてい無理です。
非正規滞在者および難民申請者を収容する施設が、外国人収容所です。
被収容者のなかには、収容すべきでない人々が含まれています。
たとえば、日本人の配偶者、通院中の病人、子ども、妊婦、授乳婦などです。
しかも、期限なしの長期収容です。
手紙は検閲され、入管にとって不都合な内容があれば、スミ塗りされます。
面会も厳しい制限がもうけられています。
外国人収容所の各部屋には、トイレが併設されています。
部屋には窓がなく、風もとおらず、陽もあたりません。
外の景色も見られません。
そこに5人から10人の被収容者がつめこまれ、せまい空間で1日を過ごします。
これは、公衆衛生面で問題があります。
結核や下痢などの感染症が発生した場合、容易に収容所内にひろがるからです。
しかも、せっけんなどの日常生活用品は支給されず、自分で購入しなければなりません。
このような収容環境は、被収容者の心と身体を蝕んでいきます。
自殺者が年間1人から2人見られたこともあります。
自殺未遂者は30人から40人です。
たとえ病気になっても、十分な医療は受けられません。
収容所では医師は常駐しておらず交代勤務で、診察を希望しても、1ヶ月以上待たされます。
しかも、外部診療許可が出るのはまれです。
重症化しても、収容所内で放置されるか、あるいは仮放免後に緊急入院するか、そのどちらかでしかありません。
収容所の出来事は、めったに外部にもれません。
しかも強制送還されれば、暴力行為は闇に埋もれてしまいます。
このような密室性は、職員のさらなる暴力を促します。
暴力的な扱いは、強制送還時でも同じです。
難民条約および拷問禁止条約にかかげてあるノン・ルフールマン(非送還)の原則に違反する行為が、今も秘密裏に続けられています。
収容所から解放されるためには、仮放免を求める手続きをしなければなりません。
その際、いくつかの問題点があげられます。
まず、保証人のなり手が少ない点です。
さらに20万円から50万円の高額な保証金が要求されます。
仮放免されても、ふたたび収容されます。
1ヶ月ごとの入管出頭のたびに、再収容の不安が頭から離れません。
外国人収容所では、犯罪者のごとく扱われます。
あたかも刑事事件の罰を受けているかのようです。
収容と難民の対応に関して、国際人権機関は改善の勧告を日本政府に与えています。
どの機関も同じ勧告となっています。
これは、日本政府が勧告を無視しているからにほかなりません。
日本政府は国際人権条約を守らない「不法」状態を長く続けています。
■ 「ゼロのちから」
費用のかかった企業ブランドや広告キャンペーンは、たいてい、あまり心に残らない。
ごまかしたり、偽ったりしているものもある。
組織はこう自問しなければならない。
「私たちの組織は、ほかの同業組織とどこが違うのか」
と。
実際は、変化が必ずしもいいとは限らない。
社会は深く考えずに新しいものや変化にとびつくこともあるが、ブランディングに関して言えば、ぶれないことが何よりも大切だ。
とはいっても、盲目的に伝統に従えばいいわけではない。
組織は変化する市場に柔軟に応える必要があることは間違いない。
ここで注意しておくことがある。
企業はよく「ぶれないこと」を言い訳にして、たくさんの規則や手続きを儲けがちだ。
しかし、大切なのは、ぶれない製品やサービスを提供することであり、旧ソ連のように官僚的なやり方で社員を苦しめることではない。
■ 「ダイアローグ 対話する組織」
パワーポイントによるロジカルなプレゼン、スローガンの提唱による理念浸透・・・
どれも情報を有形のものとして捉え、移動させることによって伝わる導管メタファーの考えに基づいた情報伝達の例です。
しかし、どの例も「伝わらない何か」を残しているようです。
ではこの、「伝わらない何か」とは何でしょうか。
導管メタファーでは、情報を聞き手に正確に伝達し、聞き手にその情報を復唱してもらうことで「伝わった」ことを確認します。
ではもし、あなたが伝えたいことが、価値観や信念のようなものだったらどうでしょうか。
聞き手がその価値観や信念を復唱できたからといって、それが本当に「伝わった」といえるでしょうか。
おそらく、単なるオウム返しではなく、聞き手の共感が得られたり、行動や考え方に反映されたりしたときに初めて、価値観や信念が本当に「伝わった」といえるのではないでしょうか。
たとえば、「顧客第一主義」を企業理念に掲げた会社があったとします。
この会社では毎朝この企業理念を唱和しており、全社員が「わが社の企業理念は顧客第一主義である」ということを知っています。
しかしもし、皆が内心、これを建て前として捉えていて、期末の利益達成の時期には顧客ニーズをまったく顧みなかったとしたら・・・。
やはり、「伝わっている」とはいえないでしょう。
顧客第一主義という考え方が価値あるものとして全社的に受け入れられ、顧客第一主義に基づいた活動が全社的に実施されるようになって初めて、この企業理念が伝わったといえるのです。
あるいは、部下に仕事内容を正確に説明しただけで、働く目的や仕事の意味といったものは「伝わる」でしょうか。
言うまでもなく、理解や納得を得られなければ、その仕事は本人にとって「やらされている」仕事に終わりかねません。
そして「やらされ感」がある限り、当事者意識や自発的な行動を期待することは難しいでしょう。
仕事だから仕方ないと割り切るべきときもあるでしょうが、それが組織に対する不信感、モチベーションの低下などへの引き金となり得ることを考えると、「伝わらない何か」を放置しておくのは、あまり好ましくなさそうです。
どうも従来のコミュニケーションでは、「伝わっていない」ことがある・・・。
コミュニケーションが希薄なせいか、人と人とのつながりも失われた気がする。
こうした危機感は、実は無意識に多くの組織で共有されているように思います。
その現れのひとつなのか、組織としての価値観を共有するためのさまざまな試みが随所ではじまっています。
失ってしまった「結び付き」「絆」「結束」を取り戻そうと、社内運動会や社員旅行、独身寮などを復活させる企業もちらほら出てきましたし、職場の親睦を深めるために飲み会に予算をつけるケースも増えているそうで、価値観や行動規範が何も言わなくても伝わる古きよき日本の家族的な企業像、そして昔ながらの「飲みニケーション」のよさが見直されているともいえます。
しかし、社内で価値観を共有し、社員の結束力を高めるため、会社の命令で半ば強制的に親睦を深めるのは、果たして今のビジネスの環境にマッチしたやり方なのでしょうか。
そもそも高度経済成長期に社員が価値観や行動規範を共有できたのは、社内運動会や飲み会のおかげだったのでしょうか。
年功序列と終身雇用、右肩上がりで給料が上がっていき、ずっとここで暮らしていけるという家族主義的な企業観が社会全体に広がっていた。
悪く言えば、組織全体が企業に隷属する個人の集団だったからこそ、運動会も飲み会もコミュニケーションの手段のひとつになり得ただけではないでしょうか。
今や、会社に寄りかかって生きるどころか、個人は常に成果を問われ、会社との関係は一定の距離感と緊張感を伴うものとなっています。
その一方でワーク・ライフ・バランスが喧伝され、家族や個人の生活を尊重する働き方が一般的となってきました。
そんな中で、非日常の社内運動会や社員旅行では会社に隷属することを求められ、日常的には自律した個人として成果をあげることが求められる・・・。
このようなやり方で、昔のような組織の「絆」が生まれるのでしょうか。
■ 「現場力復権」
残念ながら、「当たり前」が「当たり前」でなくなってしまった企業が増えている。
「言われたことしかやらない」「決められたことしかやらない」というきわめて陳腐な現場が増えているのだ。
企業も手をこまねいて、現場力の劣化を放置しているわけではない。
現場力強化を経営計画に謳い、全社をあげた運動を展開している企業は多い。
しかし残念ながら、その多くは「計画倒れ」に終わってしまっている。
「計画倒れ」の理由はいろいろあげられるが、共通する根本的な理由のひとつは、経営としての「覚悟の欠如」である。
改革の方向性は間違っていないが、抽象的な物言いに終始し、肝心の現場から見ると「何をどう変えればよいのか」が皆目わからないケースが実に多い。
これでは「現場力強化」という社内運動も、たんなるスローガンとなり、一過性的な運動でいつのまにか霧散してしまいがちである。
現場の当事者意識の低下の要因は、さまざまである。
契約社員、パート・アルバイトといった非正社員の増加、協力会社、グループ会社などへの過度の分業、アウトソーシングによる現業部門のブラックボックス化など、現場を「コストセンター」とみなした施策によって、現場は「分断」され、一体化とは程遠い状態となってしまった。
安直に目先の人件費を下げたり、業務を過度に分断させていたままでは、当事者意識は高まるどころか、劣化・喪失につながってしまう。
こと人に関しては「固定費を変動費化せよ」は必ずしもプラスの側面ばかりではない。
むしろ、やみくもな「変動費化」の追求によって、根幹の競争力にマイナスの影響を及ぼしているケースも多い。
最大の問題は、人という経営資源を、たんなる「コスト」としてしか見ていないことである。
機械や設備であれば、「インプット」に対する「アウトプット」はその性能によって規定される。
しかし、人の「アウトプット」は、けっして固定ではない。
環境や教育、動機付けによって、その「アウトプット」の拡張性は無限に広がる。
経営の目的は、変動費率を高めることではなく、現場の競争力を高め、そこから生み出される付加価値を高めることなのである。
組織能力の基盤となるのが現場力である。
戦略を実行する主体は、あくまでも現場である。
戦略というシナリオとそれを実現する現場力に乖離があったのでは、戦略は実現されず、「絵に描いた餅」で終わってしまう。
自社の現場力はどのようなレベルなのか、打ち出した競争戦略を実現するために現場力は十分なのかを見極める必要がある。
■ 「経営の未来」
変化のペースが加速している今、多様性に投資することは贅沢ではない。
それは生き残りの戦略なのだ。
多様性はもちろん肌の色や性別だけをいうのではない。
本当に重要なのは人生経験の総体である。
企業は口では多様性を唱えながら、実際には、会社にフレッシュなアイデアを引き入れることより、社員に「ただ一つの最善の方法」を植え付ける訓練プログラムを通じて多様性を排除することに力をいれるきらいがある。
多様性はもはや単なるスローガンであってはならない。
独特なものや奇妙なもの、風変わりなものやいかれたもの、変化に富んだものや突飛なものを求める積極的な活動にならなければいけない。
「現実の人生で、今日我々を悩ませている大きな問いに対する答えが同質な社会から生まれてくると思う者がいるだろうか」
この問いは次のように言い換えてもよいだろう。
「画期的なイノベーションが、知的に同質な企業から生まれてくると思う者がいるだろうか」
■ 「ワークライフシナジー」
効率ばかりを意識していると発想する力を養うことができない。
効率よく働いて生み出された時間に新しい仕事を入れてしまってはもとも子もない。
これが、一生懸命頑張ることをモットーとすることの問題なのかもしれない。
忙しくなると、そのことで満足してしまい、スケジュール表の穴を埋めていないと落ち着かなくなる。
効率のよい働き方の延長線上に豊かな発想は生み出されない。
生活にゆとりがないと新しいアイデアが浮かばない。
ところが、日本の社会では、長い時間働く社員の方が定時に帰る社員よりも会社への貢献が大きいと考えられている。
そして、長い間働くことのインセンティブがいろいろな仕組みの中に組み込まれている。
■ 「本質を見抜く「考え方」」
「全員一致したら、その決定は無効」
これはユダヤ人がサバイバルのために見につけてきた、歴史の大教訓です。
何かを決める際に、全員一致の決定は無効になり、また一から議論をやり直さなければいけません。
全員一致などありえないことで、もしも全員一致するようなことがあれば、それはもう誰一人として、真剣に考えていない証拠であるとみなすわけです。
みんなが一つの意見に染まっているということは、とても危険な状態だといえます。
それが間違っていたり崩れたりしたときに、全員が共倒れになってしまうからです。
みんなが言っていることが正しいとは限らない。
それはかえって危険信号なのだと認識することが大切です。
なかでも強敵なのが、相手が最初から自分の都合のいい結論を持っていて、「先に結論ありき」の論理を組み立てているときです。
本来、ものごとを考えるとか、議論するとかというときは、まだ結論が出ていない問題だからこそ、そうした議論や考察が必要なわけです。
ところが、ときとして最初から特定の結論があり、それをあたかも自由な討論の末に出てきた結論のように見せかける議論が行なわれることがあります。
「ディベート」の本では、誰も反対できない大義名分をスローガンとして声高に叫んだり、数字や論理を戦術として上手に利用したりせよと教えています。
たしかにそういった論戦では有効でしょうが、個人対個人の心からの納得を得られるものではありません。
人間は「絆を求める動物」です。
相手を心から理解するためには、お互いに考えていることを聞いて、人間的な接触を通して本音を打ち明け合う、それが肌身感覚というものだと思います。
ふと浮かんだ疑問は、自分の正直な感覚です。
ものごとを考えるときは、冷静な情報分析も必要ですが、この「感覚」がものをいうことも多いのです。
情報を見るときは、自分の実感が大切なのです。
実感として「こうじゃないのか?」と肌身で感じた疑問は、無理に押さえつけないことが必要です。
肌身感覚や皮膚感覚といったファジーな感覚は、すべての人間が生まれながらに持っている、危機回避のために備わった能力、つまり安全装置なのかもしれません。
頭で正しいと判断しても、何かのシグナルを察知したときは、立ち止まってもう一度振り返るという、そんな心の強さを身につけておきたいものです。
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んでもって・・・
たとえば、こんな動画なんかからも考えてみるのはどーでしょう?
o(*⌒O⌒)b
■ キャッチコピーやキャッチフレーズとは?スローガンや標語は何のため?(動画1)
■ キャッチコピーやキャッチフレーズとは?スローガンや標語は何のため?(動画2)
■ キャッチコピーやキャッチフレーズとは?スローガンや標語は何のため?(動画3)
あ、そうそう。
上記の「動画3」を見るのであれば、歴史的背景を知ってから見た方がいいかも〜っっ♪
ヾ(・◇・)ノ
-----
うーむ・・・
どっ・・・、どーでしょう???
「そっ・・・、そーだったのかー! ガ━━(= ̄□ ̄=)━━ン!! 」
「うぉー・・・、今のやり方じゃー逆効果なのかも・・・ヾ(.;.;゜Д゜)ノ 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「ナルホド・・・、ちょっぴりわかった気がするかも・・・ ヽ(´ー`)ノ 」
「あ、なーんだー、そーだったんだ〜 (〃▽〃) 」
という方も、いらっしゃれば・・・
「わかったよーなわからんよーな・・・ ( ̄д ̄;) 」
「やっぱ、頭がウニ状態じゃー!よくわからーん! \(  ̄曲 ̄)/ 」
という方も、いらっしゃるんじゃーないでしょうか?
ううーむ・・・
それぞれの言葉の意味がわからなければ
気づけないこと、気がつかないこともあるけど・・・
それぞれの言葉の意味だけを見ていても
それぞれの言葉の違いだけを見ていても
気づけないこと、気がつかないこともある
んじゃーないかな〜???
なーんて、感じません? (^^)
他にも、例えば・・・
■ 「根本的な原因とは?真因とは?今見えている問題って本当の問題?」シリーズ
■ 「人材採用とは?従業員を雇用するのは何のため?誰のためなんだろう?」シリーズ
■ 「従業員に危機感を持たせる、危機感を煽るメリットやデメリットって何だろう?」シリーズ
■ 「優秀な人材が辞める本当の理由、優秀な社員から辞める原因って何だろう?」シリーズ
■ 「強い組織の作り方とは?強い組織か弱い組織かの判断基準って何だろう?」シリーズ
■ 売上が上がらない、利益が出ない、赤字になる本当の原因って何だろう?
■ 人材育成をマーケティング・コンセプトから考えると見えることって何だろう?
■ 「日本人の強みや弱みとは?外国人には真似できないことって何だろう?」シリーズ
■ 「日本と世界のインフラ事情などから気づく、強みや弱みって何だろう?」シリーズ
■ 「日本の良さとは?外国人や海外経験のある日本人が感じる事って何だろう?」シリーズ
■ 「自社の強みや弱み、長所や短所、状況や現状などの判断基準って?」シリーズ
などなども含めると・・・
キャッチコピーとかキャッチフレーズとか、スローガンとか標語とかを考えるのって、目的なんだろーか?
キャッチコピーとかキャッチフレーズとか、スローガンとか標語とかを考えるのって、手段なんだろーか?
キャッチコピーとかキャッチフレーズとか、スローガンとか標語とかって、理念・ビジョン・ミッションなどとは何がどう関係するんだろーか?
キャッチコピーとかキャッチフレーズとか、スローガンとか標語とかって、戦略とは何がどう関係するんだろーか?
キャッチコピーとかキャッチフレーズとか、スローガンとか標語とかって、方針とは何がどう関係するんだろーか?
キャッチコピーとかキャッチフレーズとか、スローガンとか標語とかって、経営計画とは何がどう関係するんだろーか?
キャッチコピーとかキャッチフレーズとか、スローガンとか標語とかって、ビジネスモデルとは何がどう関係するんだろーか?
キャッチコピーとかキャッチフレーズとか、スローガンとか標語とかって、経営環境の変化とは何がどう関係するんだろーか?
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キャッチコピーとかキャッチフレーズとか、スローガンとか標語とかって、イノベーションとは、何がどう関係するんだろーか?
キャッチコピーとかキャッチフレーズとか、スローガンとか標語とかって、成果とは何がどう関係するんだろーか?
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キャッチコピーとかキャッチフレーズとか、スローガンとか標語とかって、経営者の役割や仕事とは何がどう関係するんだろーか?
キャッチコピーとかキャッチフレーズとか、スローガンとか標語とかって、管理職の役割や仕事とは何がどう関係するんだろーか?
キャッチコピーとかキャッチフレーズとか、スローガンとか標語とかって、一般従業員の一般従業員の役割や仕事とは何がどう関係するんだろーか?
人事部(総務部)や営業部、製造部などの各部門の役割や仕事にはどんな関係があるんだろーか?
下請け企業や親会社(親事業者)などの取引先にはどんな関係があるんだろーか?
経営者の立場だからこそできること、できないことって何だろーか?
管理職の立場だからこそできること、できないことって何だろーか?
人事部(総務部)の立場だからこそできること、できないことって何だろーか?
一般従業員の立場だからこそできること、できないことって何だろーか?
なんかについても、いろんな意味で考えさせられちゃいません? (^^)
ふーむ・・・、こーやって考えてみると・・・
まだ見えていないだけで・・・
意外なところにヒントがいっぱい溢れている
おお〜っ ━━━━ヽ(゜Д゜)ノ━━━━ 見っけ〜♪
のかも〜???
なーんて、感じません? (〃▽〃)
どっ・・・、どうでしょう???
皆さまは、どう思われますか?
と言う訳で、「意味が曖昧な言葉から、自律的に考えて行動してみる」カテゴリとしては、
■ ブランドとは?日本の中小企業だからこそできるブランディングって何だろう?
へ、続きまーす。(^^)/
ちょっと興味あるかも〜?
って言ってくださる方は、お付き合いいただけると嬉しいです。(^^)/
「そーか・・・、そーだったのかー(汗)!」と言ってくださる優しい方は、
ココをクリックしてやってもらえると嬉しいです。m(_ _)m
ついでにコッチのブログランキングもポチっとしてやっていただけると、
泣いて喜びます。(;´д⊂)
「ヒト(組織)」と「情報(IT)」を中心に、「三方よし経営」のお手伝いを行っております。(^^)/
「自律型人材育成」や「自律型の組織変革」などのご相談、
首を長ぁーくして、お待ちして申し上げております。 m(_ _)m
【追伸1】
「・・・で、答えは何なの???」と思った方へ
よろしければ、以下の記事も見てやっていただけると嬉しいです。(^^)
■ 「自分で考えて行動する「自律型人材」が育つ組織って?」ブログについて
■ 「答えが見つからない、探しても解決策が見つからない原因って何だろう?」シリーズ
■ 「自分で考える」と「独りで考える」って同じ?自律性などとの関係って?
■ 「自立」とは?「自律」とは?その違いって?自律型人材とは?
■ 「いいコンサルタント、専門家、業者の探し方、見つけ方、選び方って何だろう?」シリーズ
■ 「社長、上司、部下、会社組織にとって本当に必要な支援って何だろう?」シリーズ
【追伸2】
「三方よしって、何???」
という方は、よろしければ以下のページも見てやってもらえると嬉しいです。(^^)
■ 三方よしって、何だろう?
- 客観的な視点で考えられる時、主観的になりがちな時との違いって?
- 相対的とは?絶対的とは?相対評価や絶対評価が適している時って?
- 事例とは?前例とは?先例とは?実例とは?どんな時に役に立つ?
- サンプルとは?見本や手本とは?どんな時に役立つ?役立たない?
- テンプレートとは?フォーマットとは?定型文とは?どんな時に役立つ?
- ワーク・ライフ・バランス(WLB)とは?何のため?多様性などとの関係って?
- ブラック企業とは?ブラック会社とは?会社がブラックになった原因って?
- おもてなし、ホスピタリティ、サービスなどって誰のため?何のため?
- 顧客満足とは?顧客満足度の向上って何のため?誰のためなんだろう?
- メリットとは?デメリットとは?何を基準に誰がどう判断するんだろう?