2018年10月01日

勘と経験と度胸(KKD)の経営の良い面とは?誤解や勘違いって?(1)

「ウチの社長って、思いっきり勘と経験と度胸(KKD)の経営なんです・・・ (o´д`o)=3 」
「勘と経験と度胸(KKD)なんかで会社を経営するなんて、ヤバくないですかね??? o( ̄_ ̄|||)o--- 」

などなど・・・

「三方よしの経営相談」「組織人事戦略(戦略的な組織づくり)」「組織力の強化や向上」などのお手伝いを行なっているからなのか・・・

このような声をお聞きすることもあるんですが・・・
んでもって、いろんな意味で、考えさせられるコトもあるんですけど・・・
ンーン (( ̄_ ̄*)(* ̄_ ̄)) ンーン

勘と経験と度胸(KKD)の経営と
一口に言ってもいろいろある


んじゃーないかな〜???

誤解されたり勘違いされたりすることもある、勘と経験と度胸(KKD)の経営だけど・・・
ワンマン社長やワンマン経営と混同されたりすることもある、勘と経験と度胸(KKD)の経営だけど・・・

何にでも悪い面だけじゃーなく、良い面もあるのと同じように・・・
デメリットだけじゃーなくメリットもあるのと同じように・・・
(。・ ・)

勘と経験と度胸(KKD)の経営にも
悪い面だけじゃなく良い面もあり
デメリットだけじゃなくメリットもある


んじゃーないかな〜???
( ̄▽ ̄;)ゞ

なーんて感じるコトもあるのと、それにコレってもしかしたら・・・

社長にとって必要な組織とは?必要となる組織力の向上や強化って同じ?
「経営者の視点を従業員にも持って欲しいと社長が思う理由って何だろう?」シリーズ
社長が従業員に相談しない、相談したくない、相談できない理由って何だろう?
経営者が優柔不断、迷う、決断できない、行動できない理由って何だろう?
後継者の孤独とは?2代目や3代目など中小企業次期社長ならではの苦労って何だろう?
中小企業の従業員が知っておきたい経営者が孤独を感じる原因って何だろう?
「ワンマン社長とは?ワンマン経営のメリットやデメリットって何だろう?」シリーズ
社長がいつも強気でパワフルで元気で前向きで楽観的に見える理由って何だろう?
社長自身がうつ病になったり心が折れたりする前にできることって何だろう?
子供を跡継ぎにするか迷う、跡を継がせるかどうか社長が悩む理由って何だろう?
「創業社長と二代目社長等の後継社長の感覚って何がどう違うんだろう?」シリーズ
「事業承継とは?中小企業の経営で本当に引き継ぐ必要がある事って何だろう?」シリーズ

などなどにも、ある意味関係するっちゃーする面もあるのかも〜???
( ̄  ̄;)

なーんて、感じるコトもあるので・・・

一緒に考えてみません? (^^)
あ、モチロン、「自律的に」という意味で。

ちょっと興味あるかも〜?
って言ってくださる方は、お付き合いいただけると嬉しいです。(^^)/

んーと・・・

視点が変われば、気づくことが何かあるかもしれないので・・・
(と言いつつ、なーんにも気がつくことがなかったらゴメンナサイ (>人<;) )

経営者の立場も後継者の立場も従業員の立場も経験したことがある方の、例えばこんな声からまずは考えてみるのはどーでしょう?


■ Aさんの声
勘と経験と度胸(KKD)の経営って、あまりいいイメージがありませんよね。
勘と経験と度胸(KKD)の経営 = 行き当たりばったりの無計画ってイメージとか。

そーゆー私もこの会社を継ぐまでは、勘と経験と度胸(KKD)の経営に対していいイメージが全くなかったんですけどね。
先代社長が、思いっきり勘と経験と度胸(KKD)の経営だったってこともあって。

それもあって、この会社に後継者として入ったばかりの頃は、何かと先代社長とぶつかっていましたよ。
その度に、怒り狂っていましたよ。

私は、先代社長とは正反対のタイプなんです。
だからなのか、この会社に後継者として入ったばかりの頃は、

「勘と経験と度胸(KKD)で、よく経営者の仕事ができるよな!?」
「経営者として恥ずかしいと思わないのか!?」
「勘と経験と度胸(KKD)の経営なんかクソ食らえ!」

って、ホザいていたんですけどね。

だけど、自分自身が経営者の立場になって初めて、

勘と経験と度胸(KKD)の経営に対して、誤解していたのかも!?
勘と経験と度胸(KKD)の経営って、意外と良い面がたくさんあったのかも!?

って思えるようになったんですよ。

今では、羨ましいと感じることさえあるぐらいです。
変われば変わるものですよね。

当時は散々反発していたけど、今思えば、自分にはとてもできそうもない勘と経験と度胸(KKD)の経営に対するコンプレックスから反発していたのかもしれません。
だから、勘と経験と度胸(KKD)の経営に対して誤解していたり、思い込みしていたりしていて、良い面を見ようとすらしていなかったのかもしれません。

だからこそ、勘と経験と度胸(KKD)の経営ができる経営者が、今は羨ましく感じてしまうのかもしれませんね。

だってね、決算書の読み方とか売上目標の立て方とか経営計画書の書き方とかって学ぶことができるじゃないですか。
市販の本もたくさんあるし、サンプルとかテンプレートとかもあるし、事例や実例なんかもインターネット検索で調べて学ぶこともできますよね。

でも、勘と経験と度胸(KKD)って、学ぶのがものすごーく難しいと思うんですよ。
全く学べないわけじゃないでしょーけど。

市販の本やインターネット検索で調べて、手っ取り早く学ぶことって、まずできないと言っても過言ではないと思うんですよ。
それなりに時間もかかるでしょーし、実際に体験して、時には痛い目に合わないとと身につかないこともあるでしょーし。

私には、勘と経験と度胸(KKD)の経営をやりたくてもできない。
どんなに真似したいと思っても、私にはとても真似できない。
そうて感じたこともありましたね。

真似したくても真似できないって点から言うなら、先代社長だからこそできた独自性や優位性の源泉だったと言ってもいいぐらいなのかもしれません。

経験を積み重ねて行かないと、勘も働かないでしょーし。
何度も何度も失敗を経験しないと、度胸もつかないでしょーし。

それに、勘と経験と度胸(KKD)の経営 = 行き当たりばったりの無計画ってわけでもなかったんだなーとも感じるようになったんです。
当時の私には、行き当たりばったりの無計画にしか見えていなかったけどね・・・

だけど、実は先代社長がやっていたのは行き当たりばったりでもなければ、無計画でもなくて、むしろ戦略的だったんだなーって。
サンプルとかテンプレートとかもあるし、事例や実例などに頼ってばかりだと、かえって机上の空論に陥ってしまいがちだし・・・

勘と経験と度胸(KKD)の経営ができる経営者からしたら、それぐらいできて当然だし普通って思うかもしれませんけど・・・
「え゛!?経営ってそーゆーもんでしょ!?」って、ビックリされたり呆れられたりしちゃうかもしれませんけど・・・

私みたいなタイプの人間にとっては、勘と経験と度胸(KKD)の経営が、とてつもなく難しいことのように感じてしまうんです。

今思えば、先代社長がやっていた勘と経験と度胸(KKD)の経営の悪い面しか見えていなかったってことなんですよね・・・
何にでも、良い面もあれば悪い面もあるはずなのに・・・

もちろん、勘と経験と度胸(KKD)の経営がスバラシイ!って言うつもりはありません。
勘と経験と度胸(KKD)の経営の悪い面を、イヤと言うほど見ましたし、弊害も痛感させられましたから。

だけど、正反対のタイプだからこそ、勘と経験と度胸(KKD)の経営から学べることがたくさんあったんじゃないかな?って、今は思うんです。

先代社長が急逝してしまって、心の準備ができないまま会社を継ぐことになってしまったんですけど、もっと早くに気がついておくべきでしたね・・・

ああ・・・、先代社長が生きているいるうちに、もっと学んでおけば良かった・・・
悪い面ばかり見て、批判したり非難したり反発したりばかりせずに、ちゃんと学んでおけば良かった・・・

今は心底そう思います。

特に、会社の方向性などを考えあぐねている時とか・・・
これから先、どーすればいいのか迷っても迷っても答えが出なくて、途方に暮れている時とかに・・・

とは言えども、どんなに後悔したところで先代社長が生き返ってくれるわけじゃありませんよね。
ですから、

こんな時に、先代社長だったらどう決断しただろう?
先代社長だったら、きっとこんな風に勘と経験と度胸(KKD)で行動したのかも?

といったように、先代社長のことを思い浮かべながら考えています。
皮肉なことに、散々ぶつかった時のことばかり思い出してしまいますけど。

先代社長に今更ながら感謝していますよ。
感謝の気持ちを直接伝えられられないのが、残念でたまりませんけどね。


■ Bさんの声
勘と経験と度胸(KKD)の経営って、あまりいいイメージがありませんよね。
勘と経験と度胸(KKD)の経営 = 大雑把で無茶苦茶テキトーでアバウトで突然・唐突で周りを振り回してばかりいるってイメージとか。

そーゆー私もこの会社を継ぐまでは、勘と経験と度胸(KKD)の経営に対していいイメージが全くなかったんですけどね。
はっきり言って悪いイメージしかありませんでしたし、全否定していたぐらいでしたよ。

先代社長も、勘と経験と度胸(KKD)の経営でしたし。
この会社に入ったばかりの頃は、先代社長がやっていた勘と経験と度胸(KKD)の経営が諸悪の根源って決め付けていたぐらいでしたし。

「勘と経験と度胸(KKD)の経営だから、いつまで経っても会社が大きく成長できないんじゃねぇーの!?」
「いい加減、勘と経験と度胸(KKD)の経営から脱却しろよ!!」

って、事あるごとに怒り狂っていて、勘と経験と度胸(KKD)を全否定していたぐらいでした。

うちの家族は私以外全員、大雑把で無茶苦茶テキトーでアバウトで突然・唐突でって感じなので、子どもの頃から本当に本当に大変だったんです。

家族旅行などの家族行事も突然・唐突で無計画なもんだから、振り回されまくったし。
料理もテキトーだったし、掃除もテキトーだったし。

電気やエアコン、テレビなんかのつけっ放し、ドアの開けっ放しとかが普通だったし。
家計の管理もかなりアバウトだったから丼勘定過ぎて、おいおいおいおーい!!ってツッコミ入れたくなるのなんてしょっちゅうだったし。

指摘したら、「ああ、ゴメンゴメーン」って言いながらやってくれるんですけど、その度にキレて怒るのもバカバカしくなって来て、怒っても怒らなくてもストレスが溜まるのは腹が立つから、それだったら自分に影響する範囲だけ黙って対処することにしていましたけどね。
それでも時々、爆発して怒りまくっていましたけど。

家庭がこんな調子なもんだから、もしや勘と経験と度胸(KKD)の経営なんじゃー!?
いやいや、いくらなんでも会社でこんなことをやっていたら倒産しちゃうだろうからそれはないかな!?
いやいやいや、家庭がこんななのに会社だけはきっちりやっているって有り得るのか!?

って、心配はしていたんですけどね・・・
で、この会社に後継者として入った時に、勘と経験と度胸(KKD)の経営と知って、ああ・・・やっぱりそーだったか・・・って、うなだれちゃいましたけど・・・

自分が経営者になったら、勘と経験と度胸(KKD)の経営から脱却して変えて行けばそれでいっかーって、開き直ることにしたんですけどね。
そうじゃないと、コッチの身がもちませんし。

そう思っていたんですけど、自分自身が経営者の立場になって初めて、勘と経験と度胸(KKD)の経営に対するイメージがガラリと変わっちゃったんですよね・・・、これが・・・

きっかけは、先代社長が亡くなって跡を継いでしばらくしてから古株の従業員に言われたことでした。

「何か決めるのに、どーしてそんなに時間がかかるんですか?」
「決めるのが経営者の仕事じゃないんですか?
「お願いですから早く決断してください」

「どーしてそんなに細かいことばかり、気にしたり迷ったり悩んだりするんですか?」
「そんな細かいところばかり見て事細かに決めて従業員の仕事に口出しするよりも、経営者なんですから、会社の全体像を俯瞰してもっと大きなことをさっさと決めてください」

もうねー、当時は従業員からこんな風に言われる度に、自分の不甲斐なさにヘコみまくっていましたよ・・・
決断しようにも怖くてとても決められなくて、あまりの度胸のなさに嫌気がさしていましたよ・・・

こんな自分を見かねたからなのか、優秀な人材がどんどん辞めて行っちゃったし・・・
取引先からも、足元を見られるようになったし・・・

こんな自分には、とても経営者なんて務まりっこないよな・・・
私なんかが跡を継ぐより、他の兄弟が継いだ方が絶対にうまく行くよな・・・

って、すっかり自信を喪失しちゃった時があったんです・・・
自信なんて最初からなかったけど、それでもどーにかなるものだと思ってたんだけど、その希望を見事に打ち砕かれて心が折れちゃったんです・・・

で、まずは母にこのことを話してわかってもらおうとしたんです。
そしたら、今まで思いもしなかった意外な事実を知らされたんですよ。

中でも衝撃的だったのは、母から言われたこのセリフでした。

「アンタはやっぱり、お父さんにそっくりだねー」
「会社を継いだばかりのお父さんって本当に細かい人でねー、なーんでそんなに細かいこと気にするの???って不思議だったぐらい」

「お父さんもよく、そーやってクヨクヨ、ウジウジ、メソメソと細かいことで悩んでいたよー」
「いやぁー、懐かしいねぇー」

「経営には勘と経験と度胸(KKD)も必要だけど、そればっかりじゃーダメみたいだもんねー」
「そーゆー時には、勘と経験と度胸(KKD)の弊害をよぉーく知っていて、リスクも怖さもよぉーく知っているお父さんとかアンタみたいな人間の方が適してそうだもんねー」

「私みたいに勘と経験と度胸(KKD)だけの人間だと、それしかないからさー」
「勘と経験と度胸(KKD)の人間って、強そうに見えても実は弱い面がいっぱいあるんだよねー」

「そのうちもっともっと、いい意味でお父さんみたいになって行きそうだねー」
「なーに、心配しなくてもそのうちそうなって行くよー、きっとねー」

「アンタに継いでもらって、やっぱり良かったねー」
「私たちの目に狂いはなかったねぇー」

え゛え゛え゛え゛えー!?
あの父が???
うっ・・・、ウソだろ???

って、ビックリしました。
ってゆーか、全然信じられませんでしたね。

それと同時に、ちょっぴり嬉しかった覚えがあるんです。
なぜなら、

なーんでよりにもよって、私を後継者に指名するの???
これもテキトーにアバウトに決めたってか???
たまたま長男だったってだけの理由しかないんじゃないの???
妹とか弟とかが継いだ方が良かったんじゃないの???

って、それまでずぅーっと心のどこかで引っかかっていたので・・・
母のこの言葉のお陰で、半信半疑ながら少しだけど自信を持つことができたように思えます。

それから何年か経って、失敗を散々やらかして、事業継続の危機にも何度か見舞われて、それでようやく母があの時に言っていた意味が理解できたように思います。
父がやっていた勘と経験と度胸(KKD)の経営に対しても。

恐ろしいことに、勘と経験と度胸(KKD)に染まって来た自分がいますしね。
でも逆に言うと、失敗して、何度も転んで立ち上がったお陰で、ようやく勘と経験と度胸(KKD)が少しは働くようになって来たってことでもありますよね。

お父さんにますます似てきたよねーって、今は亡き母の代わりに妹と弟から言われちゃっています。
嬉しいやら嬉しくないやら、複雑な気持ちですけど。

不本意と言えば不本意ですけど・・・、あんなに毛嫌いして全否定していたのにって、我ながら驚いていますけど。
実際、経営者の立場になってみて初めて、ああ・・・、こりゃー、ああなるわ・・・、ナットクしたわ・・・って感じ。

勘と経験と度胸(KKD)の経営にも意外と良い面があったってゆーか・・・
経営者だからこそ、勘と経験と度胸(KKD)が必要な面があるのかも!?って、やっと理解できたってゆーか・・・

経営者にとって、本当に必要なことが何なのか見えていなかったってゆーか・・・
毛嫌いして頭ごなしに否定してばかりいたからなのか、誤解や偏見があったってゆーか、だから良い面を見ようとすらしていなかったってゆーか・・・

ってことに、ようやく気づけたんです。
会社を継いでいなければ、そして経営者になっていなければ、一生気づけなかったでしょーね、きっと・・・

と言っても、勘と経験と度胸(KKD)を全肯定しているわけじゃーありません。
勘と経験と度胸(KKD)の弊害もリスクデメリットも、今まで散々経験して来たことですし。

だからこそ、できる経営もあるのかも?
勘と経験と度胸(KKD)の良い面も悪い面も知っているからこそ、できる経営もあるのかも?

今も会社を潰さずにどーにかこーにか存続させられているのは、そのお陰もあるのかも?
今はそう感じています。


■ Cさんの声
勘と経験と度胸(KKD)の経営って、あまりいいイメージがありませんよね。
勘と経験と度胸(KKD)の経営 = いい加減だし非論理的だしアナログで時代遅れだし、従業員にとっては大迷惑するだけだしって感じで。

そーゆー私もこの会社を継ぐまでは、勘と経験と度胸(KKD)の経営に対して、はっきり言って悪いイメージしかありませんでした。
経営者としての仕事を放棄しているよなー、経営者としてサイテーだよなーって、心の底から軽蔑していたぐらいでしたよ。

この会社に入る前は、従業員の立場で別の会社で働いていたこともあったんですけどね。
その勤務先の社長が勘と経験と度胸(KKD)の経営の典型で、丸投げばっかされて散々迷惑していたので、こんなサイテーな経営者にだけは絶対になるまいと誓っていたぐらいでしたし。

この会社に後継者として入ってからも、先代社長がやっていた勘と経験と度胸(KKD)の経営を見て軽蔑していました。

イマドキ、超アナログで困るよなー
パソコン嫌いにも、ホドってもんがあるよなー
ITを少しは活用して欲しいもんだよなー

効率も悪いし、生産性も低いよなー
少しは従業員の気持ちをわかって欲しいもんだよねー

勘と経験と度胸(KKD)の経営って、マジ大迷惑だよねー
本当に困ったもんだよねー

って、同じ年頃の従業員に愚痴りまくっていましたし。

今思えば、とんでもない後継者でしたね・・・
それでも後継者か!?って、自分で自分にツッコミを入れたくなってしまいます。

当時の私は、従業員の視点からしか見ていなかったってことなんでしょーね・・・
後継者とは名ばかりで、従業員の視点しかなかったから、従業員の視点からしか見られていなかったと言った方がいいのかもしれませんけど・・・

そんな私だったんですけど、自分自身が経営者の立場になって初めて、勘と経験と度胸(KKD)の経営に対するイメージがガラリと変わっちゃったんですよ。

きっかけは、先代社長の荒療治でした。

先代社長はまだ若いし元気だから跡を継ぐのはまだまだ何年も先と思っていたのに、引退するだなんていきなり言い出して、会社の経営をいきなり任されるようになってしまったんです。

今思えば、当時の私を見るにみかねて、会社の将来を案じたからだったんでしょーね、きっと。
そうとは知らない私は、おおっ、やってやらー!!って感じで張り切っていましたけど。

これでやっと自分の思い通りの経営ができるぅ〜っっ♪
ITもフル活用して、勘と経験と度胸(KKD)のアナログ経営から脱却できるぅ〜っ♪

って、喜んでいたぐらいでしたけど。

先代社長の気持ちも知らずに、本当にバカですよね・・・
だけど、当時の私は、これぐらいの荒療治でもされなければ気づけないぐらいバカだったってことなんですよね・・・

で、自分が思い描いていた経営をやってみたんですけど、早々に鼻っ柱を折られてしまったんです。
経営のことをそれなりに勉強して自信を持っていたしプライドもあったんですけど、見事なまでに木っ端微塵になりましたね。

それまでの私は、頭でっかちの評論家で高みの見物しかしていなかったんだな・・・って、思い知らされましたよ。
経営について机上で勉強しただけで、先代社長の経営をただ眺めて批判したり非難したりするだけなのと、自分自身が実際にやるのとは大違いって痛感させられました。

それまで、少しは従業員の気持ちをわかって欲しいもんだよねーってホザいていましたが、このセリフがブーメランになって自分に返って来ましたし・・・
必死になってがんばっているのに、何をやってもどうやっても上手く行かなくて、従業員から批判したり非難したりされましたし・・・

このままだとマズイと思って、先代社長に助けを求めたこともありましたよ・・・
悔しいけどとりあえず頭を下げておけば、絶対に助けてくれるだろうって思って・・・

思いっきり無視されてしまいましたけど・・・

会社を潰してもいいのか!?
会社がどーなっても知らんからな!!

とまで言ったんですけど、それでも無視されてしまいました・・・
無視かいっ!?丸投げかい!?って怒り狂っていましたよ・・・

今思えば、そりゃーそーでしょ!って思いますけど・・・
その時の私を、先代社長にすっかり見透かされていたんでしょーね・・・

それからも何度か泣きついたんですけど、やっぱり無視。
自分の力で何とかするから、せめてアドバイスだけでも欲しいって頼み込んだんです。

そしたら、

「一人で何でもかんでもやる必要はない」
経営者にしかできない仕事をしなさい」
「言いたいことはこれだけ」

とだけ言われちゃって・・・

元々口下手で寡黙な人だったけど、本当にこれだけしか言ってもらえなかったんです・・・
え゛え゛え゛ー!?たったこれだけかよー!?って、その時は本当にムカつきました・・・

あまりにもムカついたので、

あ゛!?経営者の仕事ぐらいちゃんとやってるじゃんかよー!!
こんなにがんばっているのに、全然見てくれてなかったのか!?
そんなのヒントにもなってねぇーし!!
ああ、もう頼まねぇー!!

って、タンカを切っちゃったんです。

どーしてこの時に気がつかなかったんだろ〜???
答えをズバリ言ってくれているようなものだったのに、全然気づかなかったなんて本当にバカだよなー・・・

って、今は思いますけど。

で、しばらく途方に暮れていました。
こりゃー、完全に見放されちゃったなー・・・って感じて、大ショックを受けて呆然とするしかありませんでした。

自分の力だけではどーにもならないってよぉーくわかってはいたんですけど、だからこそ我慢して頭を下げていたんですけど、タンカを切っちゃった手前、何とかするしかなくなってしまったんですよね。

もうねー、マジで泣きましたよ。
だけど、どんなに嘆こうがわめこうが泣こうが、誰も何もしてくれないから自分で何とかするしかありませんよね。

それで嫌々ながらも、先代社長に言われた言葉とか、先代社長がやっていた勘と経験と度胸(KKD)の経営とか、社長になってから自分がやって来たこととか、口うるさく文句ばかり言って来た役員や管理職の言葉とか仕事内容とかを思い出しながら整理して、自分なりに考えてみたんです。

それでも答えがなかなか見つからなくて、書類を眺めても何をしても答えが見つからなくて、毎日イライラしていましたけど・・・
ふとした瞬間に、ようやく気がつくことができたんです。

それまでの私は、経営者でなくてもできる仕事ってゆーか、仕事より作業と言った方がいいのか、そーゆーことばっかりやっていたってことに・・・

何をしたら「経営」って言えるのか・・・
「経営者」って誰のことなのか・・・
何が「経営者の仕事」なのか・・・

本当に根本的なことなんですけど、それぐらいわかっているって思い込んでいたけど、当時の私はその根本的なことすら理解できていなかったんです・・・

社長 = 経営者と思い込んでいたってことにも気づきましたよ・・・
社長って肩書きを持っていても、経営者の仕事をしていなかったってことなんです・・・

で、経営者でなくてもできる仕事と、経営者にしかできない仕事に分類して考えてみたんです。
そしたら、大ショックを受けました・・・

だって、私が今までやって来たことって、経営者でなくてもできる仕事ばかりだったんですから・・・
経営者にしかできない仕事をやっていなかったんですから・・・

従業員に任せられる仕事ばかり、それまでやっていたってことなんですから・・・
これじゃー、何のために従業員を雇用して、組織で仕事をしているのかわかりませんよね・・・

丸投げと信頼して任せるのとは違うってことにもようやく気づかされました・・・
丸投げしていたのは、私の方だったってことにも・・・

先代社長がやっていた勘と経験と度胸(KKD)の経営についても、気づいたことがたくさんありました。

勘と経験と度胸(KKD)について、それまでとんでもない勘違いや思い違いをしていたんだなー
経営者にしかできない仕事をやろうと思ったら、勘と経験と度胸(KKD)も必要だよなー
ってゆーか、勘と経験と度胸(KKD)が全然ないと、経営者の仕事が成り立たないと言ってもいいぐらいなのかも?

ってことにも、ようやく気づくことができたんです。
勘と経験と度胸(KKD)を、それまで完全にナメていましたね。

これってもしかしたら、経営者の視点とか経営感覚とかにも関係しているのかもしれませんね。
経営者にしかできない仕事を必死になってやり始めた途端、それまで全く見えていなかったものがたくさん見えて来たし、気づかされたこともたくさんありますし。

それに、勘と経験と度胸(KKD)って、人間にしかできないことでもあるじゃないですか。
今後、AI(人工知能)が進化して行ったらどーなるかわからないけど、少なくとも今のところは。

だからと言って、勘と経験と度胸(KKD)を全肯定するようになったわけじゃーありません。
それは、今でも変わりません。

ただ、悪い面だけではなく良い面もあるって思えるようになったってことなんです。

実際、勘と経験と度胸(KKD)だけの経営で今まで大迷惑を被って来た経験があるのは事実ですし。
丸投げされた!ムカつく!って腹立たしい思いを、当社の従業員にさせたくありませんし。

そんな従業員の気持ちを知っているからこそ、従業員の視点でしか見られなかったこともあるからこそ、できる経営もあるのかも?
勘と経験と度胸(KKD)の良い面も悪い面も知ったからこそ、できる経営もあるのかも?

今はそう感じています。

-----


で・・・

こんなのからも、一応考えてみるのはどーでしょう?


■ KKDとは?(KKD法とは?)
人事辞典
「KKD」は「経験(KEIKEN)、勘(KAN)、度胸(DOKYOU)」の頭文字を取ったもので、製造業を中心に、職人技として昔から続いている管理手法です。

トラブルが起きたときなども、「経験・勘」により打開策を見つけ、「度胸」でその策を推進することができます。

ITの分野では、長年の経験から過去の事例を元に判断し、プロジェクトの見積りを算出する方法をKKD法と呼んでいます。


Weblio辞書
KKD法とは、プロジェクトの推進が見積もり算出などの場面において、「勘、経験、度胸」を頼りにするという考え方を、頭字語的に表現したものである。

KKD法では、長年の経験、すなわち過去の事例を主な基準として判断を行う。
経験に基づく判断は、多くの場合、ある程度はうまく処理できる。

しかしながら、人により判断にばらつきが生じたり、経験したことのない事例にはうまく対処できるとは限らず、逆に経験によって根本的な原因を見落としたり、といった弊害も懸念される。

KKD法に頼らずに事を進める方法としては、プロジェクトマネジメントであればPMBOK、見積もりであればCOCOMOといった、標準化された手法を用いる考え方がある。

-----


うーむ・・・
どっ・・・、どーでしょう???

「そっ・・・、そーだったのかー! ガ━━(= ̄□ ̄=)━━ン!! 」
「だからかー!!だからだったのかー!! ヾ(.;.;゜Д゜)ノ 」

という方も、いらっしゃれば・・・

「ナルホド・・・、ちょっぴりわかった気がするかも・・・ ヽ(´ー`)ノ 」
「あ、なーんだー、そーだったんだ〜 (〃▽〃) 」

という方も、いらっしゃれば・・・

「わかったよーなわからんよーな・・・ ( ̄д ̄;) 」
「やっぱ、頭がウニ状態じゃー!よくわからーん! \(  ̄曲 ̄)/ 」

という方も、いらっしゃるんじゃーないでしょうか?

他にも、例えば・・・

会社の全体像を俯瞰すると気づく事、俯瞰しないと気づけない事って何だろう?
「選択肢の広げ方や作り方とは?思い込みや方法論に走る前にできる事って?」シリーズ
「借金返すか廃業するかなど両極端な思考に走る前にできることって何だろう?」シリーズ
「自分で考える」と「独りで考える」って同じ?組織力などとの関係って?
「根本的な原因とは?真因とは?今見えている問題って本当の問題?」シリーズ
「方針は意味が理解できてテンプレート等を集めたら立てられるんだろうか?」シリーズ
「自社の強みや弱み、長所や短所、状況や現状などの判断基準って?」シリーズ
「日本人の強みや弱みとは?外国人には真似できないことって何だろう?」シリーズ
「日本人の生産性が低い理由って?生産性の向上ってどういう事なんだろう?」シリーズ
「IT化やシステム化、パソコン導入すれば生産性は向上するんだろうか?」シリーズ
売上が上がらない、利益が出ない、赤字になる本当の原因って何だろう?
「付加価値の源とは?誰が何をどうしたら付加価値が向上するんだろう?」シリーズ
人間にしかできないこと、コンピュータにできること、できないことって何だろう?
「知識や方法論中心の研修で育つ力、育たない力って何だろう?」シリーズ
「研修とは?本当に役立つ社員研修や管理職研修を行うのに必要なことって何?」シリーズ
「人材育成で効果が出る事、人材育成では効果が出ない事って何だろう?」シリーズ
「人材採用とは?従業員を雇用するのは何のため?誰のためなんだろう?」シリーズ
「組織じゃないとできないこと、組織でなくてもできることって何だろう?」シリーズ

などなども含めると、いろんな意味で考えさせられちゃいません? (^^)

ふーむ・・・、こーやって考えてみると・・・

まだ見えていないだけで・・・

意外なところにヒントがいっぱい溢れている
おお〜っ ━━━━ヽ(゜Д゜)ノ━━━━ 見っけ〜♪


のかも〜???

なーんて、感じません? (〃▽〃)

どっ・・・、どうでしょう???
皆さまは、どう思われますか?


・・・え?

「わかったよーなわからんよーな・・・ ( ̄д ̄;) 」
「やっぱ、頭がウニ状態じゃー!よくわからーん! \(  ̄曲 ̄)/ 」

「全然、ピンとこねぇーし! 凸(`Д´メ) 」
「結局のところ、どーしたらいいのさ??? (# ̄3 ̄) 」

・・・って?

ううっ・・・、すみません・・・。m(_ _)m

ではでは・・・


■ 勘と経験と度胸(KKD)の経営の良い面とは?誤解や勘違いって?(2)


では、上記とはある意味、逆の状況を経験したことがある方の声から引き続いて一緒に考えてみませんか?
ヾ(・◇・)ノ

ちょっと興味あるかも〜?
って言ってくださる方は、ゆるゆる〜っとお付き合いいただけると嬉しいです。(^^)

あ・・・、続きは気が向いた時に書く予定なので・・・
しばらく待ってやってくださいますよう、ひれ伏してお願い申し上げます(懇願)。
m(_ _)m


※「一体いつ、続きを書くんだよー(怒)!」と言ってくださる奇特な方へ※
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posted by ネクストストラテジー at 05:40| Comment(4) | 三方よしの経営から考えて行動してみる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。ちゃーと申します。
KKDってそんなに駄目なのかな・・・と半ば落ち込みつつ何気なく検索していた所、このブログに辿り着きました。
そうですよね・・・、悪い面だけではなく良い面もありますよね。少しばかり安心しました。
何故落ち込んでいたのかと言うと、コンサルに上から目線でKKDを全否定されてしまった事があるからです。KKDに悪い面があるのは確かだとは思いますが、ここまで全否定されてしまうと落ち込んでしまいます。
そんな時にこのブログに出会ったという訳です。KKDを全否定しないコンサルもいるんだと感じて、嬉しくなりました。続きを楽しみにしています。
Posted by ちゃー at 2018年11月08日 14:12
ちゃー さま

初めまして。
コメントありがとうございます。(^^)

> コンサルに上から目線でKKDを全否定されてしまった事がある
> KKDを全否定しないコンサルもいるんだと感じて、嬉しくなりました
そっ・・・、そうだったんですね・・・
(;´・ω・`)

全てのコンサルタントがそういう考え方ではないにしても、いろんな考えの人がいるので、中にはそういう考え方のコンサルタントがいるのかもしれません。
コンサルタントの端くれとして、深くお詫び申し上げます。
(>人<;)

ちゃーさんからも是非学びたいと思っておりますので、もし差し支えなければ、どのような状況だったのかお教えいただけないでしょうか?

もちろん、不特定多数の方が見られるこのボログ上では言いにくいこともあると思われますので、匿名 & お問い合わせフォームからでも。

> 続きを楽しみにしています
こんなボログでもよろしければ、気が向いた時にでもまた遊びに来てやっていただけると嬉しいです。

Posted by ネクストストラテジー at 2018年11月09日 14:35
ちゃーです。こんにちは。丁寧なお返事ありがとうございます。
お詫びだなんてとんでもありません!!このブログのお陰で救われた気分になれたんですから謝らないで下さい。(^^;;;
愚痴みたいな話しかできませんが、それでも宜しければ喜んでお話します。
詳細につきましては先程メール致しましたので、お手隙の際にご確認下さい。
Posted by ちゃー at 2018年11月12日 16:07
ちゃー さま

今日は。
メールありがとうございます。
また、コメントでもお知らせいただきありがとうございます。

> 詳細につきましては先程メール
拝読いたしました。
いろいろとお気遣いいただき感謝申し上げます。

当方からもメールを差し上げましたので、お時間のある時にでもご確認いただけたら幸いです。

> 愚痴みたいな話
愚痴大歓迎ですので、当方でもよろしければ心置きなく愚痴ってくださいませませ〜。
(⌒▽⌒)ノ
Posted by ネクストストラテジー at 2018年11月13日 13:43
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